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● 風俗、習慣、健康等
1 風俗、習慣、国民性に関する留意事項
特に注意すべきことはありません。
2 衛生事情
公衆衛生事情は全般的に問題ありません。ただし、水道水は石灰分が多い硬水のため、長期間の飲用はお勧めできません。飲料水としては、市販のミネラル・ウォーターをお勧めします。
3 病気
中・東欧地域は、ダニの一種(クーランチ)に刺されることによって発症するダニ脳炎の発生地域です。ダニ脳炎は時に死に至る危険性もあり、注意が必要です。
病気を引き起こすダニは、主に春から秋(3月〜11月)にかけて多く発生し、通常、樹木、草むらに棲息していることから、そのような場所に行く場合には服装に注意(肌を露出しないように帽子、長袖・長ズボンを着用する)してください。ハンガリーの医療機関でダニ脳炎の予防接種を受けることも可能です。
万が一、ダニに噛まれた場合には、速やかに医療機関を受診するようにしてください。
4 医療事情
(1)医療機関
ア 国公立病院は、施設・設備面で、西欧諸国と比較すると劣っているところも見受けられますが、年々向上しているようです。国公立病院では、医師、看護師、事務職員は英語が通じない場合がありますので注意が必要です。特に、病状などの細かいニュアンスを正確に伝えることは難しい場合がありますので、ハンガリー語の通訳や現地事情に詳しい人と一緒に病院に行くことをお勧めします。
一方、私立病院は英語のできる医師、スタッフを揃えており、設備面でも国公立病院よりも整備されています。しかし、病院の数自体が少なく、また、費用も国公立病院と比べると高額になります。
イ 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/hungary.html )において、ハンガリー国内の衛生・医療事情や現地医療機関の情報を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/index.html )
(2)医療費
旅行者は、ハンガリーの健康保険に加入していないため、診察・治療費が全額自己負担となり、高額な請求を受ける場合もあります。また、退院時に一括現金払いを求められる場合も少なくありません。ハンガリーに旅行・滞在される際には、事前に十分な補償内容の海外旅行保険等に加入されることをお勧めします。
5 医薬品の持込み、持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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