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● 風俗、習慣、健康等

1 衛生事情等
 マドリード市内の水道水はやや硬水、バルセロナの水道水は硬水です。また、古い住居の場合は配管が老朽化している場合が多いこともあり、ミネラルウォーターを利用することをおすすめします。
 カナリア諸島では大部分の地域において水道水は塩分を含み飲用には適しませんので、ミネラルウォーターの利用をおすすめします。なお、カナリア諸島では、サハラ砂漠の砂塵が熱風とともに来襲することがあり、特に子供は気管支喘息や呼吸器系の病気にかかる事例が見られますので、注意が必要です。

2 医療事情
(1)医療状況
 医療レベルは、他の先進国とほぼ同水準です。一般的な疾病や出産等はスペイン国内で十分対応可能です(診察に際しては、事前予約が必要です)。
 なお、医薬分業制のため、医師の処方箋がなければ薬局で購入できない薬品もありますので、常備薬は日本からの持参をご検討ください。
 疾患によっては医療費が非常に高額になることもあるため、万一に備え、十分な補償内容の海外旅行保険への加入をおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

(2)救急医療体制
 政府救急センターは、警察、消防、緊急医療とリンクしているため、緊急事態の際には、同センター「112」に電話することをおすすめします。

(3)その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 https://www.forth.go.jp/index.html

3 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

4 交通事情
 車両優先の習慣があるため、公道を利用する歩行者は、車道は歩かず、横断歩道や歩道橋を利用する等、基本的なルールを守ることが大切です。一般的に交通マナーは悪く、車両の速度超過、無理な車線変更や強引な割り込み、違法駐車のほか、歩行者による信号無視(歩行者用信号の青色点滅は横断禁止)や強引な車道の横断等が見られます。交通違反による事故が多発していますので、運転には十分な注意が必要です。
* 車両は右側通行です。
* 道路標識は日本とほぼ同じ(制限速度もキロ表示)ですが、交差点では入口と出口のそれぞれの信号機に従う必要があります(例えば、右・左折時は歩行者を横断させるために交差点出口の信号が赤になっている場合が多く、その場合は青に変わるまで待つ必要があります)。
* シートベルトは、後部座席も含めて着用が義務付けられています。
* 車両には、三角停止表示板(2個)、安全ベスト、車両通行許可証、車検証、自動車保険証の常備が義務付けられています。
* 運転中、携帯電話等の通信機器の使用は禁止されています(ヘッドホン・イヤホン等を装着しないハンズフリーの場合を除く)。
* 主要都市での主な交通機関としては、バス、タクシー、地下鉄、路面電車等があります。
* 事故等に遭遇した場合は、まず警察(電話112または091)に通報してください。

 <交通事故の主な原因>
 運転、道路設備、または車両によるものが挙げられますが、ほとんどが交通法規無視や運転技術の未熟によるものです。死亡事故は、速度超過、飲酒運転およびシートベルト未着用が3大原因となっています。


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