=-=-=-=-=-=-=-=

=-=-=-=-=-=-=-=
● 風俗、習慣、健康等

1 風俗・習慣
 都市部、地方部を問わず、半ズボンでの外出は、男性であっても、周囲から奇異な目で見られる可能性があります。女性は歩きながらタバコを吸っていると路上売春と見なされる可能性があるので注意が必要です。また、夜間の女性の一人歩きは危険ですので避けるようにしてください。

2 宗教
 地方においては、イスラムの教えを守る傾向が強くありますので、男女ともに肌の露出の少ない服装を着用する、男性が女性に握手を求めない等の一定の配慮が必要です。また、イスラム寺院に入る際には、都市部の寺院であっても、男女ともに肌の露出のない服装をするとともに、女性は髪を隠してください。

3 衛生
 水道水は衛生的とは言えませんので、飲料用にはボトル入りのミネラルウォーターをおすすめします。また、レストラン・食堂の中には、衛生上問題のあるところもあります。アゼルバイジャンでは魚類の輸送・保存設備が発達していないため、魚類を購入する場合は信頼できる店から購入することをおすすめします。なお、夏季は魚の腐敗が早く、現地の人も魚料理を避ける傾向があります。

4 注意を要する病気
(1)狂犬病
 アゼルバイジャンでは、狂犬病が発生しています。野犬だけでなく飼い犬も予防接種を十分に受けていません。また、犬以外の動物が感染することもありますので、飼い犬も含め、動物にはむやみに手を出さないように注意してください。
 また、放牧されている羊の群れには、見知らぬ人間に攻撃的になる番犬がついていることがありますので、不用意に近づかないでください。
 仮に、犬にかまれてしまった場合には、直ちに病院で狂犬病の曝露後ワクチン接種を受けてください。
(2)マラリア等
 アゼルバイジャン南部、イランとの国境付近では、マラリアが発生していますので、蚊に刺されないような注意が必要です。肌の露出が少ない服装を心がける、虫よけ剤を使用するなど、感染予防に努めてください。また、乾燥地帯には毒蛇がおり、中には致死性の毒を有する蛇もいます。蛇に咬まれた場合には、早期に治療を行う必要があります。

5 医療事情
 医療事情は良好とはいえず、地方においては医療ミスによる死亡事故も報告されていますので、信頼できる病院・診療所を選ぶことをおすすめします。重病、重傷の場合には、先進国への緊急移送が必要となる可能性もありますので、十分な補償内容の海外旅行保険への加入をおすすめします。海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
 「世界の医療事情」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/azerbaijan.html )において、アゼルバイジャン国内の衛生・医療情報等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

6 医薬品の持込み
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html


−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−