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● 風俗、習慣、健康等

1 民族、宗教、言語
 モザンビークには、マクアロムエ族、シャンガーナ族等、43の部族が存在しています。
 宗教については、カトリック教徒が一番多く、次がイスラム教徒です。
 モザンビークの公用語はポルトガル語です。政府機関や主要ホテル、レストランでは英語も通じますが、日常生活においてはポルトガル語が必須です。また、首都マプトを含む南部地域ではシャンガーナ語などの部族語も多く話されます。

2 かかり易い病気・怪我
(1)感染性胃腸炎
 主に食事や飲み水、食器、不潔な手指などから経口で感染します。症状は、発熱、下痢、悪心、嘔吐、腹痛等が見られます。ホテル、レストラン等での外食を含め、食事前やトイレ使用後は良く手を洗う、生ものや加熱の不十分なものは摂取しない等の予防対策を行うことが重要です。
(2)マラリア
 国内全域で年間を通じてマラリアに罹患する可能性があり、特に蚊が増える雨季には注意が必要です。主に夜間に活動するハマダラカ(蚊)に刺されることにより感染します。主な症状は発熱ですが、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などを伴う事も多く、腹部症状や呼吸器症状が見られることもあります。肌の露出を避け、蚊の忌避剤を使うなど、蚊に刺されないように注意してください。
(3)狂犬病
 国内全域で感染の危険があります。狂犬病の疑いのある動物に咬まれた場合には、直ちに傷口を石けんと流水でよく洗い、消毒器で消毒してください。その上で病院を受診し、ワクチン接種・治療等について相談してください。

3 予防接種
 感染症対策には破傷風、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、腸チフス、髄膜炎の予防接種が有効ですので、医師と相談の上、接種を検討してください。
 なお、黄熱については、モザンビークは感染する危険のある国ではないので予防接種は求められていませんが、周囲の黄熱汚染国から入国する場合、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められます。
 必要な予防接種等については、次の厚生省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報:https://www.forth.go.jp/

4 医療事情
 医療機関は公立および私立の病院がありますが、医療レベルは決して高くありませんので、手術や輸血が必要な場合は、南アフリカなど医療レベルが比較的高い国での受診をおすすめします。
 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/mozanbiq.html )において、モザンビーク国内の衛生・医療情報等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。

5 海外旅行保険
 重病・重傷により緊急移送が必要な場合に備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

6 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html


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