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● 風俗、習慣、健康等

1 気候
 湿気は少ないものの、気温が高くなりますので(40度くらいまで)、外出の際はこまめに水分補給をしてください。

2 衛生
 衛生状況は都市部においてさえも悪く、感染症による下痢、胃腸炎の症状を呈することが多く、一時的にコレラが発生する場合もあります。一定のレベルのレストラン等を除き、一般的に生水や氷の摂取を避け、野菜や肉は十分加熱調理したものを食べる、食品の保存に注意を払う等経口上の留意点を守ってください。また、住血吸虫症を防ぐためにも淡水には入らない等の基本的な日常生活上の留意点を守ってください。

3 注意を要する病気
(1)黄熱
 ブルキナファソは黄熱に感染する可能性のある国の一つです。黄熱は、ネッタイシマカが媒介する黄熱ウイルスに感染することにより発病します。 潜伏期間は3〜6日。高熱、頭痛、出血性黄胆等の症状があり、致死率は高く5〜50%です。
 予防としては、蚊の防除とともに黄熱ワクチンの予防接種が有効です。ワクチン接種後10日目から有効となるため、入国の10日以上前に接種することが必要です。また、ブルキナファソ入国の際に必要なため、必ずイエローカードの発行を受け、携行してください。
 なお、イエローカードの有効期間について、2016年7月11日以降は生涯有効と変更され、既に取得した証明書で有効期間が過ぎたものも生涯有効なものとして取り扱われます。
 黄熱の詳しい説明は次の厚生労働省検疫所ホームページを御参照ください。
 https://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.html

(2)マラリア
 ブルキナファソはマラリア流行国ですので、蚊に刺されないために肌を露出しない衣服を着用し、夜間の行動には十分注意してください。マラリア予防薬は日本のトラベルクリニックで処方可能です。また、帰国後1か月以内に高熱が出た場合には、可及的すみやかに、かつ、必ず医療機関でマラリア流行国に旅行した旨を説明してマラリアの検査を受けてください。

(3)髄膜炎菌性髄膜炎
 毎年ブルキナファソでは、12月から6月にかけて髄膜炎菌性髄膜炎が流行しますので、この時期に渡航する場合は予防接種を受けることをおすすめします。日本では4価髄膜炎菌ワクチンが製造販売されており、日本国内の医療機関で接種が可能です。トラベルクリニック等に御相談ください。

(4)新型コロナウイルス
 2023年12月現在、ブルキナファソにおける新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いていますが、国民の新型コロナウイルス感染症に対する意識は低く、感染のリスクは高いと言えます。ブルキナファソでは十分な医療体制が整っていないこともあり、十分な予防対策が必要です。

4 予防接種
 ブルキナファソに長期滞在される方は、上記3の予防接種に加え、腸チフス、A型肝炎、B型肝炎、ポリオ、破傷風、狂犬病ワクチンの予防接種を受けることをおすすめします。
 その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html

5 医療事情
 「世界の医療事情(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/burukinafaso.html )」において、ブルキナファソ国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前に必ずご覧ください。

6 海外旅行保険
 ブルキナファソの医療レベルは高くはありません。当地で病気・ケガ等により深刻な状態となり、国内での治療が困難な場合には、医療先進国に緊急移送する必要があり、極めて多額の費用が発生します。万一に備え、緊急移送を含む十分な補償内容の海外旅行保険に渡航前に必ず加入してください。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。


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