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● 風俗、習慣、健康等

1 風俗、習慣、国民性に関する留意事項等
 国民の3割近くがイスラム教徒とされており、イスラム教の慣習等に留意し、外国人といえども服装や行動には注意する必要があります。国民性は、一般に他のアフリカ諸国と比べて温和であると言われていますが、相手の尊厳を傷つけるような言動は慎むようにしてください。また、出会ったばかりの人に対して、旧知の間柄のような親近感を持って接してくる場合が多く、相手の好意と思って甘えていると、後で金銭の無心を受けるケースが多いようです。
 犯罪者に対して民衆が集団で制裁を加えることがあるため、自らが犯罪加害者になる、あるいは疑われるような行為はしないでください。トラブルが発生している現場等に興味本位で近寄る等の行動は避けてください。

2 衛生・医療事情
 世界の医療事情(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/tanzania.html )において、タンザニア国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報 https://www.forth.go.jp/

3 海外旅行保険
 タンザニアには日本と同じ医療水準の施設はなく、また、慢性的な医師不足や看護師などの医療従事者の衛生観念の欠如など、安心して医療を受けられる状況にはありません。重症の場合にケニア、南アフリカあるいはヨーロッパ等への移送を検討することになり、数千万円の費用が必要になることもあります。万一に備えて、緊急移送対応を含む十分な補償内容の海外旅行保険に事前に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

4 自然災害への備え(地震等)
 従来、タンザニアにおいては西部のグレート・リフト・バレー(大地溝帯)周辺で頻繁に地震が観測されており、最近では2016年にカゲラ州ブコバにおいて、マグニチュード5.9の地震が発生し、死亡者17人、負傷者613人、被災者12万6千人の大きな被害が出ました。また、2020年8月、ダルエスサラーム港から近い海底を震源地とするマグニチュード5.9の地震が発生しました。同地震による被害は報告されていませんが、ダルエスサラーム市内では震度3程度の揺れが感じられました。
 インド洋沿岸地域では殆ど地震は発生しないと考えられていましたが、過去には1910年代に大規模地震が発生していた経緯もあります。このため、特にダルエスサラームやザンジバル周辺においては、今後同様の地震が発生する可能性もあるため、地震やそれによって引き起こされる津波に対しても、日頃から防災の意識を高めておくことが必要です。
 ◎消防庁防災マニュアル https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/index.html


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