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● 風俗、習慣、健康等
1 風俗、習慣
エチオピアは、独自の文化(暦・時間・文字等)が発展した歴史の古い国です。国民は宗教を大切にしており、年間を通じ宗教行事が複数あり、肉類や卵を食べない時期があるなど、独特の習慣もあります。
2 気候
アディスアベバは海抜2,400メートル(富士山の6合目程度)の高原都市であるため酸素が薄く、軽い高山病の症状(頭痛、不眠、息切れ、食欲不振、倦怠感等)が出ることがあります。また、少量のアルコールでも酔うことがあります。
3 衛生事情
飲料水は、生水は避け、スーパーマーケット等で購入できるミネラルウォーターの利用をおすすめします。食事についても、生野菜、生肉等は口にしないようにしてください。特に、エチオピアでは、生の牛肉を食べる習慣がありますが、無鉤条虫(サナダムシ)の感染等の危険が高いのでお勧めできません。
アメーバ赤痢、細菌性赤痢等が常在していますので、常に手洗いを励行してください。
また、ほとんどの池、湖、小川、河川等は住血吸虫で汚染されています。不用意に河川、湖沼には入らないようにしてください。
4 感染症等
(1)マラリア
国内の高度2,000メートル以下の低地では、1年を通じてマラリアが発生していますので、適切な医療機関が無い地方で1週間以上の滞在を予定している場合は、必ず専門医に相談の上、予防薬の内服を検討してください。
(2)黄熱
エチオピアはWHOにより黄熱リスク国に指定されています。入国の10日以上前に黄熱予防接種を行うことをおすすめします。
(3)その他感染症
狂犬病、HIV/AIDS、結核、破傷風、A型肝炎、B型肝炎、腸チフス、チクングンヤ熱、その他複数の感染症が報告されています。日頃から衛生管理に努め、感染症にかからないよう十分注意してください。
5 医療事情
エチオピアでは、緊急を要する病気や怪我の際、アディスアベバにおいても満足な治療を受けることができない可能性があります。特に、地方都市においては、緊急搬送を要する事態になったとしても、対応できる病院が存在しない可能性が極めて高いため、体調に異変を感じたら渡航を中止する、旅行ガイドの注意をよく聞き危険な場所へは立ち入らないなど、必ず自己防衛につとめてください。また、滞在開始後速やかに、最寄りの医療機関情報を入手しておくことをお勧めします。
以下の「世界の医療事情」において、エチオピア国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
世界の医療事情:http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/ethiopia.html
その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
感染症情報:http://www.forth.go.jp/
6 海外旅行保険
重傷・重病の場合、国外への緊急移送が必要となる可能性があります。万一に備え、緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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