=-=-=-=-=-=-=-=

=-=-=-=-=-=-=-=
● 風俗、習慣、健康等

1 気候等
 夏季(11月から4月)は日射しが強く、日射病等にかかる場合がありますので、屋外では日焼け止めおよび帽子等を利用し、水分と塩分の補給を欠かさないよう留意してください。飲用水は、よく煮沸した水道水か市販のミネラルウォーターの利用をおすすめします。

2 感染症
 バヌアツは、蚊を媒体とする感染症であるマラリア、デング熱の流行地域です。虫除けスプレーの使用や肌の露出を控えた服装をする等、蚊に刺されないように努めてください。なお、マラリア流行地に長期間滞在する場合は、抗マラリア薬の内服による予防もありますが、バヌアツ国内で抗マラリア薬の入手は困難な場合がありますので、必ず事前に専門医に相談してください。 
 ○感染症広域情報 「アジア・大洋州におけるデング熱の流行」
 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C013.html

3 医療事情
 バヌアツの医療や公衆衛生の水準は、先進国に比べ低いと言わざるを得ません。必要に応じて、常備薬を携行することをおすすめします。また、旅行中に病気にかかった場合には、早期に受診し、症状が悪化する前に、日本やオーストラリア、ニュージーランドなどの近隣先進国の病院で早期に治療を受けることをおすすめします。大きな病気やケガの場合には、国外へ搬送され治療を受けることとなりますので、緊急移送サービス等を含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。
 バヌアツの衛生・医療情報については、次の「世界の医療事情」で案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/oceania/vanuatu.html
その他、必要な予防接種等については、次の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 https://www.forth.go.jp/destinations/country/melanesia.html

4 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続については厚生労働省の次のホームページをご確認ください。
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

5 伝統・習慣
 公式な儀式に参加したり一般家庭に招かれたりした際に、こしょう科の木の根を乾燥させ粉状にして水を加えて絞った「カヴァ」と呼ばれる伝統的な飲み物を勧められることがありますが、人によっては気分が悪くなる場合がありますので、注意が必要です。

6 自然災害
(1)11月から4月は雨季に当たり、サイクロン(南太平洋などで発生する熱帯低気圧)が発生します。サイクロンが上陸したり、直近を通過する場合には、暴風雨となり、海岸付近では高波にさらわれたり、土砂崩れや道路の崩壊等の危険があります。
2015年3月には大型サイクロン・パムが上陸し、バヌアツ全土83島に影響を及ぼし、特にポートビラでは、90%の建造物が損壊、多数の死傷者が出る等、深刻な被害をもたらしました。また、2020年3月に接近したサイクロン・ハロルドにより、サント島他各地で深刻な被害を受け、2023年2月末から3月初頭にかけて接近したサイクロン・ケビンおよびジュディにより、国民の8割が何らかの被害を受けました。
サイクロンの接近が予報されている場合には、海や川の近くを避けるとともに、土砂崩れの危険性がない安全な場所に避難してください。また、日頃からサイクロン発生を含めた気象情報の入手に努めてください。なお、サイクロン情報については次のサイトをご参照願ください。
○バヌアツ気象局: https://www.vmgd.gov.vu/vmgd/index.php
(2)バヌアツは火山帯にあるため地震多発地域であり、近年でもマグニチュード7.0以上の大型地震が度々発生しています。揺れを感じた場合は、速やかに地震情報の入手に努め、津波の危険性がある場合には、現地当局の指示に従い、海岸付近から高台に避難する等の注意が必要です。なお、地震および津波情報は、次のサイトをご参照ください。
 ○米地質調査所(USGS): https://earthquake.usgs.gov/
 ○米国立気象局 津波警報システム(NOAA): https://tsunami.gov/
(3)バヌアツは、南太平洋地域でも有数の火山列島です。これまでも各地で噴火が起きています。1995年にタンナ島のヤスール山が噴火した際には、日本人旅行者と現地ガイドが火山弾に当たり死亡する事故が発生しました。また、2005年末にはアンバエ島のマナロ山、2009年末にはサンタマリア島のガウア山が噴火していますので、これらの島々に渡航する際には十分に注意し、事前の最新情報の収集に努めてください。なお、同島等の火山見学を予定している場合は、次のサイトから最新の火山情報を入手してください。
https://www.vmgd.gov.vu/vmgd/index.php/geohazards/volcano (注:Level2 以上は立ち入りを制限されています)


−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−