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● 風俗、習慣、健康等
1 風俗習慣
(1)国民のほとんどがイスラム教徒です。イスタンブールやアンカラといった大都市では普通に見られる肌を露出した服装も、農村部や南東部では、好ましくない場合もあります。モスク(寺院)等の宗教的な施設を訪れる際は、女性は頭にスカーフの着用を求められます。
飲酒は他のイスラム教国と比べれば自由であり、都市部や観光地では酒類を提供するレストランもあるほか、商店でも購入可能です。ただし、飲酒運転、泥酔・酩酊して他人に迷惑を掛ける行為は厳しく罰せられます。
(2)イスラム教では、金曜日が集団礼拝の日とされており、その機会を利用して、政治的集会やデモが行われ、それが大規模化、暴徒化する場合があります。また、そういう機会を狙ったテロや襲撃が行われることもあるので、特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。
2 国民性
一般的に明るく陽気で、概して親日的と言われています。ただし、すべての人が親切だとは限らないことに十分留意する必要があります。
3 衛生事情
旅行者の食中毒が多く発生しています。腹痛、発熱、下痢の際には、医療機関を受診してください。水道水は飲用できませんが、うがいや歯磨きには使用できます。飲料水は市販のミネラルウォーターをお飲みください。
4 病気
(1)狂犬病、食事から感染するA型肝炎、B型肝炎、腸チフス、咳で感染する結核に注意しましょう。狂犬病に関しては、大型の野犬が多く徘徊しており、万が一にも咬まれた場合には、すぐに医療機関を受診してください。狂犬病保有種である猫も含め、むやみに動物には近づかないでください。
(2)クリミア・コンゴ出血熱による死者が毎年報告されています。クリミア・コンゴ出血熱ウイルスはマダニによって媒介され、主にマダニの活動が活発となる春から初夏にかけて特に黒海沿岸地域で発生しています。草むらや公園の芝生等に触れた後はダニが体に付いていないか確認することをお勧めします。ダニに咬まれているのを発見した場合は、自分で取り除かず医師の診察を受けてください。
(3)「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/turkey.html )において、トルコ国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ず御覧ください。
その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(https://www.forth.go.jp )
5 海外旅行保険への加入
海外旅行保険に加入していなかったため、病気やケガに伴う治療や緊急移送等で多額の出費を余儀なくされたケースが多くあります。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。詳しくは「海外旅行保険加入のおすすめ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )を御確認ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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