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● 風俗、習慣、健康等

1 宗教
 カタールはイスラム教を国教としていますので、生活する上でイスラムの習慣を理解しておくことは大切です。具体的には次のような点に注意してください。
●男性は女性を殊更に注視しない。
●女性はミニスカート等の肌の露出度の高い服装は控える。成人男性についても、膝下が出る半ズボンなどは避けた方が無難です。
●礼拝している人の前を横切らない。
●ラマダン(イスラム教の断食)期間中は、イスラム教信者でなくても屋外や公共の場所での飲食や喫煙を控える。

2 男性の入場制限
 ドーハ市内の一部公園やレストランでは、男性だけでは入場できない家族専用の曜日(※金曜日の場合が多い)を設けている所があります。

3 気候
 1年のうち4月から10月は高温多湿な気候が続くため、日射病、熱中症などに十分気を付けてください。また、この期間は24時間冷房を使用することが多いため、体調管理に注意が必要です。長時間の冷房によって風邪を引いたり気管支を痛めたりすることがあるので、室内の温度・湿度管理には十分注意してください。
 3月から7月にかけては、強烈な砂嵐が発生します。この砂により気管支喘息等の症状が起こり、病院での治療が必要となる場合もありますので、ご注意ください。

4 医療・衛生
(1)一般事情
 カタールでは、新型コロナウイルスの他に中東呼吸器症候群(MERS)の感染例が過去に報告されています。手をよく洗う、十分に加熱されていない食品は摂取しない、野菜・果物は調理する前によく洗う等、感染予防のための衛生対策を行ってください。また、動物との不用意な接触は避けることをおすすめします。ラクダはMERSコロナウイルスをもつ中間宿主であることが判明しており、ラクダとの接触や未殺菌のラクダ乳の摂取は避けてください。
 また、カタールの規制は国内の感染状況等により随時変更されますので、カタール保健省の公式ウェブサイト(https://www.moph.gov.qa/english/Pages/default.aspx )等で最新情報を確認してください。

(2)カタールの医療事情
 世界の医療事情(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/quatar.html )において、カタール国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前に必ず確認してください。その他、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所の関連ページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/

(3)医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省の関連ページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

(4)海外旅行保険への加入
 海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
 旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。


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