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● 風俗、習慣、健康等

1 宗教・風俗
 オマーンは宗教的に寛容であるものの、イスラム教国のため、女性は過度な肌の露出(ノースリーブ、ミニスカート等の着用)は避けたほうが無難です。飲酒は個人宅、ホテル、レストラン等限られた場所を除き、大衆の目に触れる場所では慎んでください。飲酒中の写真をSNS等にアップロードする行為は違法となります。
 また、ラマダン(断食月)中には、日中は屋外を含め公共の場での飲食、喫煙は控えてください。警察当局等に発見された場合、収監される可能性もあります。

2 飲料水
 水道水は飲用しても問題ありませんが、市販のミネラル・ウォーターを飲用することをおすすめします。

3 気候
 夏季(4〜10月)は酷暑が続き、体力の消耗が激しいので、休息を十分に取るよう心がけてください。特に、日中は日射しが厳しいため、外出する際には、熱中症を防ぐため帽子等を着用し、日差しを避けることが賢明です。また、冷房の効いた屋内と屋外の気温の差が激しいので、羽織るものを携行するなどの冷房対策も必要です。

4 自然災害
 オマーンでは年に数回、集中豪雨のような雨が降ることがありますが、排水設備が充分整備されていないため、道路の冠水や住宅の浸水などの被害が発生します。サイクロン襲来の時期には、特に気象情報を確認するようにしてください(2021年9月には大型サイクロンが襲来し、被害が発生しています)。

5 感染症
(1)マラリア
 近年、マラリアの根絶対策が進んでいますが、冬季(11〜3月)には蚊が多く発生します。地方(山岳部や水辺付近)を旅行する際は、虫除けスプレーの携行や長袖の服の着用など蚊に刺されないような注意が必要です。

(2)中東呼吸器症候群(MERS)
 オマーンでは、中東呼吸器症候群(MERS)の発生が報告されています。手洗いのほか、十分に加熱された食品を摂取するなど、基本的な衛生対策を励行するとともに、感染源動物とされるラクダとの接触は避けてください。

6 医療事情
「世界の医療事情」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/oman.html )において、オマーン国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご確認ください。
 その他、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ( http://www.forth.go.jp/ )をご参照ください。

7 医薬品の持込み・持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html )をご確認ください。

8 海外旅行保険への加入
 オマーンでは、救急車の出動が迅速でないため、急を要する際は、自家用車やタクシーなどで病院に搬送する対応が必要となります。病院の医療設備は比較的整っていますが、万一に備えて、海外緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。
詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。


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