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● 風俗、習慣、健康等
1 慣習
ドバイやアブダビは比較的自由な気風がありますが、イスラム教の戒律が守られているので、居住者はもとより短期滞在者(出張者、旅行者)も、現地の風俗、習慣を理解し、尊重することが重要です。
(1)肌を露出した服装は男女問わずなるべく避けてください。場所によっては入場を断られたり、注意されたりする場合があります。地方では女性が露出度の高い服装をしていて、いやがらせを受けた事案も起きています。
また、シャルジャ首長国では、外国人を含め、女性による肌を露出した服装を禁止している等、一般的に規制が厳しい傾向にありますので注意してください。
(2)外国人による駐車中の車内や公共の場所での抱擁やキス、相手を侮辱するしぐさ等の行為が摘発され、裁判で懲役などの実刑判決を受ける事案が発生していますのでご注意ください。
(3)飲酒は、ホテル内のレストラン、バー等において可能ですが、飲酒に伴うトラブル等警察に拘束される事案が散見されますので、十分ご注意ください。シャルジャ首長国では、外国人を含め、飲酒は禁止されています。
(4)ラマダン(断食月)中は、夜明け前の礼拝の呼びかけ前から日の入りまでの間、人目につく場所での飲食や喫煙は慎んでください。
2 衛生
水道水は飲用に適さないので、市販のミネラル・ウォーターをご利用ください。また、酷暑・高湿度期は食品の安全性に注意が必要です。
3 病気
(1)熱中症
年間平均気温・湿度が高く、酷暑となる期間も長いため、日常の健康管理に留意して体力を維持することが必要です。また、水分を多く摂取することをおすすめします。
(2)感染症
アラブ首長国連邦においては、新型コロナウイルス(COVID-19)のほか、中東呼吸器症候群(MERS)による感染例が報告されています。
感染予防としては、手をよく洗う、十分に加熱されていない食品は摂取しない、咳やくしゃみの症状がある人との接触を避ける等、一般的な衛生対策の励行をおすすめします。
また、動物との不用意な接触は避けてください。特にラクダはMERSの感染源である可能性が高いとされているため、ラクダとの接触や未殺菌のラクダ乳の摂取は大変危険です。
(3)その他注意を要すべき病気
東南アジアやアフリカ等からの長期滞在者が多いため、肝炎、寄生虫症、結核などの感染症に対する注意が必要です。
4 医療
(1)一般事情
都市部ではある程度の医療施設も整備されていますが、日本と同等の対応は期待できません。特に専門医の対応が必要な疾病の場合には十分な対応は期待できないため、日本への移送も検討する必要があります。
「世界の医療事情(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/emirates.html ) 」において、アラブ首長国連邦国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
(2)医薬品の持込み、持出し?
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省のホームページをご覧ください。?
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
また、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/index.html )を参考にしてください。?
(3)海外旅行保険?
海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。??
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、緊急移送費を含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入を強くおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。?
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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