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● 風俗、習慣、健康等

1 歴史的背景から中国人に対するモンゴル人の潜在的な感情には複雑なものがあります。過去には街頭で日本人が中国人と間違えられ、モンゴル人に殴られる等のトラブルも発生しています。

2 モンゴルは高地で気圧が低い上、非常に乾燥しているため、水分補給など、健康管理には十分注意してください。また、近年大気汚染が深刻化していますので、特に冬季はPM2.5対応マスクの利用を推奨します。

3 心臓や肺の病気、高血圧、糖尿病等の治療中の方、免疫が低下している方、乳幼児や妊娠中の方などは、渡航前に主治医とよく相談し、以下7.の在外公館医務官情報なども参考に、モンゴルの医療情報を十分収集することをお勧めします。

4 生もの(生水及び氷、殺菌処理されていない乳製品等を含む)や十分加熱されていない食事を摂らない、手洗いの励行などを心がけてください。A型肝炎、B型肝炎が多く発生しているので、これらを含めたワクチンを渡航前に接種することをお勧めします(このほか、破傷風などの予防接種が必要な場合もありますので、詳しくは在モンゴル日本国大使館ホームページ等で確認の上、かかりつけの医師等にご相談下さい)。特に地方では、イヌが狂犬病に罹患している場合や、タルバガン(マーモット)がペストを保菌している場合がありますので、接触しないよう注意してください。

5 観光目的で入国する場合は、日本の旅行会社数社が毎年観光シーズンにモンゴル・ツアーを企画しているので、これらを利用するのが簡便で確実です。個人旅行の場合は、現地旅行会社と提携している日本の旅行会社等に相談し、あらかじめ周到な計画を立てることをお勧めします。

6 医療水準、入手できる医薬品などは日本とは大きく異なります。滞在中に発病したり、持病が悪化したり、交通事故や落馬などで大きな怪我をした場合、日本と同等の水準にある治療が受けられる医療機関はありません。航空機で国外へ搬送する以外に方法がないこともあり、高額の医療費・移送費を負担する必要がありますので、万一に備え、十分な補償額(3,000万円が目安)の海外旅行傷害保険に加入することを強くお勧めします。

7 「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/mongolia.html )
において、モンゴル国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前に必ずご覧ください。

8 新型コロナウイルス感染症
 現在、モンゴル国内では、厳しい感染防止対策は実施されていません。2022年以降、モンゴルに入国する際の隔離措置は撤廃され、ワクチン接種証明書や陰性証明書の提出も求められなくなりました。
 しかし、当地では、依然として日本人(特に短期滞在者の方々)が新型コロナウイルスに感染する事例が確認されており、ワクチンを接種している方であっても適切に感染防止対策を講じる必要があります。また、当地の医療レベルは日本に比べてはるかに低く、特に人工呼吸器やECMOなどの医療機材の数も限られているため、重症化した患者が日本と同レベルの治療を受けることはできない状況です。これらのことから、重症化リスクが高いことが明らかとなっている高齢者の方や基礎疾患をお持ちの方(高血圧、心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病または呼吸器疾患等で通院、入院または投薬治療を受けている方、BMI30以上の高度肥満の方など)は、ワクチン接種を済ませてから渡航することをお勧めします。

9 海外旅行保険
 万一に備え、旅行前に海外旅行保険に加入してください。モンゴルの私立病院では、保険や実費で治療費を負担できないことがわかると診療を断られることがあります。なお、病気や事故に遭った際の治療費や緊急移送費は高額となるため(100%負担)、緊急移送費もカバーできる十分な補償額の保険への加入をおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ( https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。


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