=-=-=-=-=-=-=-=

=-=-=-=-=-=-=-=
● 風俗、習慣、健康等

1 風俗、習慣
 国王をはじめ国民の多数がイスラム教徒であるため、イスラム教の戒律が厳しく守られています。モスク等を見学するとき、特に女性は肌を露出した服装は避けてください。また、飲酒等戒律に反する行為をイスラム教徒の前で行うことは禁じられています。極端な場合には、シャリア刑法上の罰則を科される可能性もありますので、十分注意してください。さらに、会議などで年長者や政府高官と同席する場合に足を組むこと、人や物を指すときに人差指を使うことは非礼な行為とされています(通常は親指を使う)。

2 衛生事情、病気、医療事情
(1)飲料水、食事
 水道水は大腸菌や各種金属が混入していますので、飲料水は必ず市販のミネラルウォーターを利用してください。また、一般的にブルネイ料理は油分・糖分が多く高カロリーのものが多いので、健康管理に留意してください。
(2)感染症
 ブルネイ政府当局によると、マラリアや肝炎等の風土病はないとされていますが、隣接するマレーシア領ではこれらの病気が発生しています。
ア デング熱
 近年、ブルネイでもデング熱の症例が増加しているため、予防対策等については、以下の外務省海外安全ホームページを確認して必要な対応策を講じてください。
◎感染症広域情報(アジア・大洋州におけるデング熱の流行)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C013.html
イ 鳥インフルエンザ
 ブルネイでは、これまでのところ鳥インフルエンザは発生していません。国際空港を含め陸路、水路等入港地点においては、鳥インフルエンザ等感染症上陸防止の監視体制が常に敷かれています。
ウ ジカウイルス
 近年世界的に流行したジカウイルス感染症については、現時点ではブルネイにおける発症例は確認されていません。
(3)予防接種
 入国にあたって義務付けられている予防接種はありませんが、破傷風、狂犬病、A型・B型肝炎、日本脳炎等の予防接種をおすすめします。
その他、必要な予防接種等については、以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(https://www.forth.go.jp/
(4)医療事情
 24時間体制・完全看護の総合病院もありますが、近隣諸国からの出稼ぎの医師が多く、日本と同レベルの医療水準は期待できません。難しい手術や精密検査を要する場合は、ブルネイ人でもシンガポール等、海外の病院に行っていますので、事情の許す限りシンガポールや日本等での診察をおすすめします。
「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/brunei.html )において、ブルネイ国内の衛生・医療事情等を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。
(5)海外旅行保険への加入
 海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが少なくありません。
旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。


−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−