情報種別:海外安全情報(スポット情報)
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南スーダン情勢についての注意喚起
2025年3月26日
【ポイント】
●南スーダンの内政をめぐり、キール大統領派とマシャール第一副大統領派との間での対立と緊張が一層高まっており、上ナイル州を中心に両派の間の武力衝突が拡大しています。
●南スーダンには首都ジュバに渡航中止勧告(レベル3)、その他全土に退避勧告(レベル4)を発出しています。どのような目的であれ、渡航は止めてください。既に滞在されている方は、最新の情報を入手しつつ、出国が可能な場合は同国からの出国を検討してください。
【内容】
1 3月3日以降、上ナイル州ナシル(Nasir)他において、キール大統領を支持する南スーダン人民防衛軍(SSPDF)とマシャール第一副大統領を支持する反主流派(SPLM-IO)と関係するとされる武装若者グループ(ホワイト・アーミー)との間で発生している衝突を機に緊張が高まっています。7日には、SSPDFの退避を支援する国連ヘリが攻撃され、国連職員1名他SSPDF現地部隊司令官等複数名が死亡しました。これに対し、同州ではSSPDFによる空爆等が続けられているほか、現地住民に対して政府による退避命令が発出されています。
2 上ナイル州での情勢をきっかけに、3月24日には首都ジュバ西約30kmにある反主流派(SPLM-IO)の駐屯地(中央エクアトリア州ウンリット(Wunlit))において、南スーダン人民防衛軍(SSPDF)との衝突が発生したほか、25日にはジュバ西部ランブール(Rambur)で、翌26日にはジュバ南部レジャフ(Rejaf)で、SSPDFとSPLM-IOの衝突が発生しました。また、キール大統領の要請を受けて、ウガンダ人民防衛軍(UPDF)が派遣され、ジュバを含む各地に展開しています。したがって、ジュバにおいても今後急速に情勢が悪化する恐れがあります。
3 南スーダンにはジュバに渡航中止勧告(レベル3)、その他全土に退避勧告(レベル4)を発出しています。どのような目的であれ、渡航は止めてください。既に滞在されている方は、最新の情報を入手しつつ、出国が可能な場合は同国からの出国を検討してください。
4 現在、南スーダンに滞在されている方は、在南スーダン日本国大使館が緊急時に連絡できるよう、在留届又は「たびレジ」に登録されている連絡先が最新のものであることを確認してください。
在留届登録https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
「たびレジ」登録 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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