情報種別:海外安全情報(スポット情報)
本情報は現在有効です。

カメルーン:英語圏(北西州及び南西州)における夜間外出禁止令の発令(その3)

2018年2月21日

【ポイント】
●北西州及び南西州での英語圏分離独立派と治安部隊の衝突により,同地域に対し,午後8時00分から午前6時00分までの間の夜間外出禁止令が発令されています。
●今後,さらに事態が悪化する可能性もあることから,同地域への不要不急の渡航は控えるとともに,最新情報の入手に努めてください。

(内容)
1 英語圏分離独立派は,2017年10月1日,英語圏と仏語圏が統合した1961年10月1日を英語圏の独立記念日であると宣言し,英語圏である北西州及び南西州において大規模なデモを敢行しました。北西州の州都Bamenda(バメンダ)及び南西州の州都Buea(ブエア)において,警察とデモ隊が衝突した結果,多数の死傷者が発生する事態となりました。

2 2月1日以降,英語圏分離独立派は治安部隊を標的として攻撃を実施し,同攻撃により治安部隊側に死者が発生しています。現在,英語圏では,警察,憲兵隊,軍隊等で構成された治安部隊が大量配置されており,展開中の部隊により厳しい検問及び取締りが実施されています。現時点で外国人が被害に遭った具体的事例は報告されていませんが,治安状況は悪化しており,攻撃に巻き込まれたり,外国人を標的とした攻撃や誘拐等,不測の事態が発生する可能性は否定できません。

3 カメルーン政府は,英語圏分離独立派が治安部隊に攻撃をした結果死者が発生したことを受けて,英語圏(北西州及び南西州)に対して,2月10日以降,午後8時00分から午前6時00分までの間の夜間外出禁止令を発令しました。夜間外出禁止令は当初1週間程度とされていましたが,その後も事態は沈静化しておらず,夜間外出禁止令は現在も有効であり,情勢には引き続き注意が必要です。

4 つきましては,今後,さらに事態が悪化する可能性も排除されないことから,英語圏(北西州及び南西州)への不要不急な渡航は控えてください。既に英語圏に滞在中の方又は必要があって同地域に渡航予定の方は,次の点について留意してください。同地域への訪問にあたっては,在カメルーン日本国大使館まで必ずご相談ください。
(1)外出禁止時間帯を厳守する。
(2)ニュース等で最新情報の入手に努める。
(3)買い物等の必要な外出は一度で済ませるように工夫し不要な外出を控える。
(4)自家用車には燃料を十分に搭載しておき,避難時に利用できるようにする。
(5)デモ会場及び進行ルート周辺には近寄らない。
(6)人が大勢集まるレストラン,スーパーマーケット,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等の場所を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,できるだけ滞在時間を短くする。
(7)警察官等の検問及び職務質問に冷静に対応する。
(8)不要な写真撮影はしない。特に警察,軍,治安部隊等を撮影すると,身柄を拘束される可能性がある。
(9)現地当局の指示に従う。暴動等に遭遇した場合には,警察官等の指示をよく聞き,冷静に行動する。
(10)爆発,銃撃等の音を聞いたら直ちに低い姿勢をとり,頑丈なものの陰に隠れる,可能な限り速やかに安全なところに退避する。
(11)近所の外国人と交流を持ち,安全情報を交換する。
(12)在カメルーン日本国大使館の連絡先電話番号又はメールアドレスを携帯電話端末に登録し,緊急時には,直ちに連絡できる準備をする。
  
5 なお,カメルーンについては,別途危険情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2018T011.html#ad-image-0 )が発出されていますので,併せて留意してください。

6 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在カメルーン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet
 また,3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在カメルーン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線5140)
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線3047)
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在カメルーン日本国大使館
住所:1513, Rue1828, Bastos-Ekoudou, Yaounde, Cameroun
電話: 2-2220-6202、2-2220-6585
国外からは(国番号237) 2-2220-6202、2-2220-6585
FAX : 2-2220-6203
国外からは(国番号237) 2-2220-6203
ホームページ:http://www.cmr.emb-japan.go.jp/

○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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