情報種別:海外安全情報(スポット情報)
本情報は現在有効です。

ベネズエラ:カラカス首都区で発生している抗議活動及び略奪行為に関する注意喚起

2016年6月3日

1(1)ベネズエラでは,今年に入り,経済状態の悪化から深刻な物不足に陥っています。国民の不満も高まっており,報道によりますと,1月〜4月までに二千件以上の抗議デモのほか,略奪事件等・未遂事件も百数十件発生し,5月中は1ヶ月で73件発生したと報じられています。中でも,パンや牛乳等の基礎食料品や医薬品が極度に不足しているほか,停電,節水制限等も重なり,市民の不満がこれまでになく高まっています。
(2)こうした中,6月2日(木),カラカス首都区(リベルタドール市)の数カ所の地区(注)において,物不足等に対する抗議活動や略奪行為が発生し,リベルタドール市警察や国家警察(GNP)だけでなく国家警備軍(GNB)も出動する事態となりました。政府系武装集団(コレクティーボ)も略奪に加わり,警官隊との間で激しい銃撃戦が行われたとの情報もあります。コレクティーボは,警察よりも重武装化していることから,今後,治安機関の特殊部隊や国家警備軍の導入による激しい衝突が予想されます。
(注)カラカス首都区(リベルタドール市内)の抗議活動及び略奪行為発生場所
ア アルタグラシア教区内の数カ所
イ ラ・カンデラリア教区内フエルサス・アルマダス通り付近の数カ所
ウ サンタ・ロサリア地区内フエルサス・アルマダス通り付近の数カ所
エ サン・ファン教区サン・マルティン通り付近の数カ所

2 今後さらに,物不足,停電,断水等が悪化するおそれがあり,リベルタドール市のみならずカラカス首都区の他市や他州などベネズエラ全土において,抗議活動や暴動,略奪行為が発生する可能性があります。つきましては,不測の事態に備え,ベネズエラへの渡航・滞在を予定している方,及び既に滞在中の方は,当面の間,夜間早朝の外出及び不要不急の外出は控え,できる限り食料品,飲料水等の備蓄に努めるとともに,やむなく外出の場合には,テレビ,ラジオ,インターネット等で事前に外出先や経路の状況を確認するなど,自らの安全確保に努めるようにしてください。

3 ベネズエラには別途「危険情報」( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_260.html
を発出しています。必ず同情報も参照してください。

4 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
    (直通)03-5501-8162
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(直通)03-5501-8160(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(直通)03-5501-8165(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ:
 https://www.anzen.mofa.go.jp/
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
○在ベネズエラ日本国大使館
 住所:Torre Digitel, Piso 9, Av.Don Eugenio Mendoza con Esquina Calle Miranda,  Urb. La Castellana, Municipio Chacao, Estado Miranda
 電話:(市外局番0212)262-3435 国外からは(国番号58-)212-262-3435
FAX:(市外局番0212)262-3484 国外からは(国番号58-)212-262-3484

○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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