情報種別:海外安全情報(スポット情報)
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エクアドル:トゥングラウア山の火山活動に関する注意喚起
2016年3月7日
1 2月26日,エクアドル危機管理庁は中部トゥングラウア県にあるトゥングラウア山の火山活動に関して,同日に同火山の噴火口から5km〜8kmの高さに至る火山灰の噴出が複数回観測されたことを受け,火山灰等による影響が出る可能性があるとして,周辺地域に注意報「橙」(注)を発令しました。
2 現時点までに人命に関わるような被害は確認されていないものの,火山灰の降灰により農作物への被害が発生しているとの情報があります。今後の火山活動の状況によっては,より広範な,または深刻な被害を生じさせる可能性も排除できません。つきましてはトゥングラウア県に渡航・滞在を予定している方,既に滞在中の方及び同火山周辺を通行する予定がある方は、火山活動に十分な注意を払い,当面の間,エクアドル当局の発表や関連の報道等に注意してください。
3 火山灰が健康に及ぼす影響として,呼吸器系(のどや鼻の炎症,咳),目(痛み,かゆみ,充血),皮膚(痛み,腫れ)の症状があげられます。予防として,降灰時,窓や戸を閉めて屋内に灰を入れないこと,外出時にはメガネ・ゴーグルやマスクの着用,肌を露出しない服装(長袖,手袋,帽子の着用)が推奨されます。喘息,気管支炎,慢性肺疾患,アレルギーなどの持病がある方は,悪化する恐れがあるので特にご注意ください。万一,上記の症状が出現した場合には,早めに医療機関を受診するようお勧めします。
4 万一の事態に備え,やむを得ず付近に長期滞在される場合は,あらかじめ3日から1週間分程度の飲用水(1人1日約4リットル)と非常食を確保されることをお勧めします。
5 エクアドルには,別途危険情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_243.html#ad-image-1 )も発出されていますので,併せてご確認ください。
6 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時うけとれるよう,「たびレジ」に登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
(注)自然災害等,緊急事態にエクアドル危機管理庁(SGR)が地球物理学研究所(IG)の観測を元に発令する3段階の危険情報(赤・橙・黄)のうち,上から2番目のレベルで『火山活動の活発化により避難準備開始』という内容。最新の情報はIGのHP(http://www.igepn.edu.ec/ ),SGRのHP(http://www.gestionderiesgos.gob.ec/ ),治安調整省(MCS)のHP(http://www.seguridad.gob.ec/ (コトパクシ火山活動状況はhttp://www.seguridad.gob.ec/volcancotopaxi/ ) )を参照してください。
(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
(現地大使館連絡先)
○在エクアドル日本国大使館
住所:Avenida Rio Amazonas N39 - 123 y Calle Jose Arizaga,
EDF. Amazonas Plaza, Piso 11, Quito, Ecuador
電話:02-227-8700
国外からは(国番号593)2-227-8700
FAX:02-244-9399
国外からは(国番号593)2-244-9399
ホームページ:http://www.ec.emb-japan.go.jp/index_j.html
○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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