=-=-=-=-=-=-=-=
=-=-=-=-=-=-=-=
● 査証、出入国審査等
(手続きや規則に関する最新の情報については、駐日キルギス共和国大使館(電話:03-6453-8277)等に確認してください。)
1 査証および滞在登録
(1)査証の種類
キルギスには査証が15種類(※1)あります。日本人はキルギスに入国する際、滞在期間が60日以内であれば査証は不要ですが、60日を超える場合は、駐日キルギス共和国大使館等であらかじめいずれかの査証の発給を受ける必要があります。
(※1)外交(査免措置により日本人は対象外)、公用(外交に同じ)、投資、労働、特別就労、教育(留学)、知人訪問、サパル(観光、知人訪問、医療受診、商用・各種交流、国際スポーツ大会参加等を目的とした包括的な査証カテゴリー)、デジタルノマド(ソフトウェア開発等、IT分野での活動に従事する外国人または無国籍者向けの査証カテゴリー)、特別招へい(大統領及び国家機関の長等がビジネス目的(公務を除く)あるいは個人的に招へいする外国人を対象とする査証カテゴリー)、旧国民(国籍離脱した旧キルギス国民を対象とする査証カテゴリー)、宗教、外国人家族、トランジット、出国。
(2)入国査証と滞在査証
キルギスには、入国するための査証と入国後に滞在するための査証があります。入国査証は、「出国」を除く上記のいずれかのうち適切な種類が発給されます。通常、入国査証の滞在期限は90日以内のものが多いので注意が必要です。入国査証の滞在期限を超えてキルギスに滞在する場合は、同査証の期限が切れる前に、キルギス外務省領事局に滞在査証を電子申請(参考URL: https://evisa.e-gov.kg )する必要があります。この場合、査証の種類を変更するか、あるいは延長する必要があります。
「労働」の入国査証で入国し、「労働」の滞在査証を申請する場合、入国後にキルギス入国管理局宛に「労働許可証」を申請、取得する必要がありますので注意してください。
(3)査証の滞在期間超過
査証の滞在期間を超えてキルギスに滞在した場合(査証なしで入国後、60日を越えた場合を含む)所定の手続き、手数料の支払いを行い、出国査証を取得しなければキルギスから出国できませんので注意してください。
(4)滞在登録について
キルギスに60日を越えて滞在する場合は、入国後5日以内(5労働日)に滞在登録を行う必要があります。同登録は、滞在地を管轄する国家登録庁付属住民・戸籍簿登録局で実施してください。
(5)「ビザ・ラン」制度の廃止について
キルギス入国に際して、日本人は60日間の無査証滞在が許可されており、これまでは60日間の滞在期限が切れる前に他国(隣国等)へ出国の上、再入国することで、同滞在期間がリセットされ、再度滞在が可能となっていました。(いわゆる「ビザ・ラン」制度。)しかし当該制度については令和5年10月21日をもって法改正が行われ、無査証で当地に滞在できるのは120日間の期間のうち60日以内という制限が設けられました。したがって当該法改正以降、当地において60日間無査証で滞在した日本人は、出国後60日を経過しなければ、当該制度を利用した再入国は認められませんのでご注意ください。
2 税関
(1)現金等の持出し、持込み
外貨の持出し及び持込みについては、総額が10,000米ドル相当額以上は申告書(ロシア語又は英語)の提出が必要となります。また外貨以外の持込み及び持出しには、アルコール2リットル、たばこ200本までといった制限があります。
(2)その他禁止されている物
持込み及び持出しが禁止されている物としては、武器、弾薬、爆発物、麻薬及び向精神薬(吸引器具を含む)、毒劇物のほか、キルギスの政治的・経済的利益、国家の安全、社会的秩序、国民の健康および公序良俗に影響を与えるおそれのある出版物、絵画等、その他、国際的な取決め及び国内法で輸出入が禁止された物等があります。また日本で取り扱われている医薬品の一部(微量であっても向精神作用のある成分を含む風邪薬等)についても、当地への持ち込みが禁止されているものがありますのでご注意ください。
3 空港当局等とのトラブル
キルギスでは各種法律や制度等が頻繁に変更される上、変更内容が関係機関全てに周知徹底されていない場合が多いため、出入国時等に、空港職員や国境警備隊員との間で若干のトラブルが発生する可能性があります。
また、空港職員や国境警備隊員は、ロシア語又はキルギス語以外の言語をほとんど理解しませんので注意が必要です。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−