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● 査証、出入国審査等

 手続や規則に関する最新の情報については、駐日エクアドル大使館(電話:03-3499-2800)に問い合わせてください。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限措置がとられることがありますので、最新の情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )を事前にご確認ください。

1 査証
(1)エクアドルと日本との間には査証免除取極はありませんが、現在エクアドル政府は、観光および商用目的で入国する日本人旅行者等に対して、年に通算90日以内の無査証での入国・滞在を認めています。入国の際は残存有効期間が6か月以上あるパスポートが必要です。
 なお、無査証で入国後、新たに就学査証などが必要となった場合、エクアドル国内でも申請手続きは可能ですが、手続きが複雑であるため、事前に駐日エクアドル大使館で査証を取得することをお勧めします。なお、無査証で入国した外国人を対象に、査証取得の仲介を申し出る組織があるようですが、仲介を受ける契約をすることは違法行為にあたるので、利用しないでください。
 エクアドル査証申請手続きについては、駐日エクアドル大使館へお問い合わせください。
【駐日エクアドル日本国大使館】https://www.cancilleria.gob.ec/japon/
【Facebook】https://www.facebook.com/eecujapon/?form=MY01SV&OCID=MY01SV

(2)外国人が就労するためには、投資、経営、技術等の査証を取得する必要があり、観光査証での就労はアルバイトであっても認められません。違法就労が発覚した場合は、入国管理局から正当な手続きを行うよう勧告され、この手続きに早急に応じない場合は罰金および国外退去処分が科せられます。

2 出入国時の注意事項
(1)入国拒否対象
 入国審査で入国拒否の対象となるのは、有効なパスポートを所持していない者、過去にエクアドルから国外追放された者、パスポートまたは入国に必要な書類などを偽造している者、パスポートの残存有効期間が6か月未満の者、伝染病や慢性病の患者などです。

(2)入国印の確認
 正規にエクアドルに入国したにもかかわらず、係官の押印忘れ等により、出国に際して「入国時の印がない」として出国を拒否され、トラブルとなった事例が複数報告されています。入国時にはパスポートへの入国印を必ず確認するようにしてください。

(3)予防接種
 日本からエクアドルに渡航する場合、またエクアドルから日本に帰国する場合、黄熱の予防接種は義務付けられていません。ただし、ブラジル、コンゴ民主共和国、ウガンダからの渡航者および乗り継ぎのために12時間以上滞在した1歳以上の渡航者がエクアドルに入国する際には、黄熱予防接種証明書(イエローカード)が必要です。
 また、エクアドルは「黄熱に感染する危険のある国」とされているため、エクアドルから他国に渡航する際に、黄熱予防接種証明書が必要となる場合がありますので、事前にご確認ください。
 その他、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(http://www.forth.go.jp/ )をご参照ください。

(4)陸路での出入国
ア 係官
 陸路での出入国では、係官から、電化製品など違法ではない荷物に対して購入場所や理由など執拗に質問されるなどの結果、不当にお金を要求される事例も報告されていますので、十分注意する必要があります。

イ 長距離バスを利用しての出入国
 長距離バス利用の場合、出入国管理局を通らないルートで国境を越えるバスがあります。このバスを利用し、正規の出入国手続きを行わずに国境を越えたため、警察に拘束される、罰金を課される等のトラブルが発生しています。国境を通過する長距離バス利用の際は、乗車する前に出入国管理局を通過するかを確認した上で乗車し、国境での手続きを確実に行ってください。

3 外貨申告
 一般旅行者は、所持金が1万米ドル相当を超える場合申告する必要があります。多額の現金を所持して入国しようとした日本人旅行者が税関係官とトラブルになった事案が発生しています。出入国トラブルだけでなく、犯罪に巻き込まれる可能性もあるため、不必要に多額の現金を所持することは避けてください。
 また、エクアドル出国の際に持ち出す現金が、1,350米ドルを超える場合は、定められた国外持出税がかかります。

4 通関
(1)入国時
 入国時の通関検査では以下の注意が必要です。
ア 持込制限
 下記リストの品目に関し、使用中の身の回り品の場合、個人各2個、家族であれば各人数分の個数、新品(未使用)については個人、家族とも各2個(一式)のみ申告なしで持ち込むことができます。上記を超える個数を持ち込む場合は、製品毎に定められた税金がかかります。
(ア)カメラ(含むデジタルカメラ)
(イ)ビデオカメラ
(ウ)携帯電話
(エ)PDAおよびタブレット端末
(オ)携帯型ナビゲーション機器
(カ)ノート型パソコンおよびその付属品(マウス、イヤホン、ウェブカメラ、キーボードおよび類似品)
(キ)ビデオゲーム(携帯型及およびそれ以外の物)
(ク)電子計算機

イ 課税対象
 電気製品に限らず、衣類、嗜好品(食料品は輸入禁止品目、ただし、生もの以外で少量なら可)なども課税対象となり、制限を超えてこれらを持ち込む場合には、非常に高い税金を課せられることがあります。
 詳細については以下エクアドル政府ホームページをご参照ください。
 https://www.aduana.gob.ec/viajeros-por-via-aerea/

(2)出国時
ア 持出し荷物の検査
 出国時の空港税関では、機内持込み以外の荷物への検査は特にありません。ただし、搭乗の際のセキュリティチェック、X線検査および身体検査を受けた後、特に米国系航空会社の航空機に搭乗する場合は、再度、搭乗ゲート待合場所で機内持込み荷物の検査および身体検査があります。それに加えて、ゲート付近で待合中に、預入れ荷物取扱い場所での、個別の荷物検査への立会いが求められることがあります。なお、代理出国手続きは認められていません。

イ 持出し許可
 文化遺産に指定されている絵画、彫刻、土器などの美術品を持ち出す場合は許可証が必要です。


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