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● 査証、出入国審査等
(タンザニア入国査証の申請手続き(オンライン)や規則に関する最新の情報については、事前に駐日タンザニア大使館(03-3425-4531)にご確認ください。ウェブサイト https://www.jp.tzembassy.go.tz/ )
1 査証(ビザ)
(1)査証の取得方法
タンザニアに入国する際には、入国目的、滞在期間にかかわらず必ず査証を取得する必要があります。タンザニアの査証申請手続きは2019年12月1日から全てオンライン申請となりました。タンザニアの査証は、渡航目的により一次査証、数次査証、通過査証に分けられます。
◎駐日タンザニア大使館ホームページ(オンライン査証申請サイト)
https://visa.immigration.go.tz/
(2)入国時の査証取得の可否
観光を目的とする短期滞在者であれば、空港および国境到着時にアライバル・ビザを申請できます(商用は不可。下記「滞在時の留意事項4(2)参照)。ただし、手続きを終えるまでに長時間待たされたり、クレジットカードでの支払いが一時的にできなかったりするなどの報告もありますので、余裕をもって出発前にオンライン査証申請を行うことをおすすめします。
また、商談や視察、商品買付けなどが本来の目的でありながら、査証手数料が高いことや、申請から発行まで時間がかかることを理由に、観光査証で入国する方がいますが、タンザニアでは、観光査証で商用の活動することは違法行為にあたります。悪質であると判断された場合は、強制退去または裁判手続きを経て罰金などが科せられる可能性がありますので、くれぐれも目的に合った査証を入手し、入国をするようにしてください。
2 出入国審査等
タンザニアでは新型コロナウイルス感染症に対する水際強化対策として、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限がとられていました。新型コロナウイルス感染症に限らず、あらゆる感染症等の発生を理由に、空港や国境において急遽対策が講じられる可能性があります。海外安全ホームページの最新の情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_111.html#ad-image-0)から渡航前に最新の情報をご確認ください。
(1)入国手続き
入国には有効な旅券と査証が必要です。入国にあたっては、まず入国審査を受けその後、預け荷物をピックアップした後に、税関検査を受けます。入国審査に必要な入国カードの記入を手伝うとして不適切に金銭を要求してくる係官が時折見受けられますが、必要ない場合には毅然とした態度で接してください。
税関職員によるランダムな検査が行われており、疑義があると判断された場合は、罰金の支払いや所持品の没収等を強要される場合があります。一部の日本人渡航者から不当な扱いを受けたとの報告もありますので、身に覚えのない指摘については、毅然とした態度で説明し、公的書類等の発行を求めるようにしてください。
(2)国内移動にあたっての留意点
タンザニアは、タンガニーカとザンジバルが合併してできた連合共和国であり、ザンジバルには広範な自治権を有する政府が存在しています。このため、ザンジバル(ウングジャ島およびペンバ島)では、出入国審査が実施されますので、タンガニーカ(タンザニア本土)からザンジバルに旅行する場合でも旅券を携行する必要があります。
(3) ZIC (政府指定の保険)
2024年10月1日から、ザンジバルに滞在する全ての外国人短期渡航者は、ザンジバル政府が指定する保険への加入が義務づけられました。この保険制度はザンジバル滞在中の医療搬送、緊急帰国などの緊急事態を包括的に補償するものとされており、費用は1人あたり44米ドル要します。保険加入申請は下記のリンク先から手続き可能です
ZIC(ザンジバル・インシュランス・コーポレーション): https://visitzanzibar.go.tz/
(4)黄熱予防接種証明書
黄熱汚染国を経由してタンザニアに入国する際は黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が必要となります。また、非汚染地域から入国した場合でも、タンザニア本土を経由してザンジバルに入国する際には、イエローカードの提示を求められます(ランダムに保健省係官による検査があります)。本来イエローカードの提示が必要ない場合でも、入国時に空港職員より有料で接種を受けるよう促された例も報告されていますので、最新の運用状況について事前に十分確認しておくことをおすすめします。
(5)外貨申告
外貨申告の制度はありません。
(6)通関
タンザニアは東アフリカ共同体税関管理法およびワシントン条約に則り、取締りを行っています。特に最近は、ダルエスサラーム空港での象牙製品の取締りが強化されています。また、購入が認められている動物の皮や角、宝石(原石不可)についても、信用のある店で発行される証明書がない場合、出国時または日本入国時に摘発される等トラブルの元になるので注意が必要です。
ア タンザニアはダイヤモンドのほか、タンザナイトの原産国として有名ですが、商用目的
等で原石を取り扱う場合は、タンザニア政府発行のライセンスを取得しなければなりません。無断で国外に持ち出すと厳しく処罰されますので十分注意してください。詳細はタンザニア鉱物省(Ministry of Minerals in Tanzania(https://www.madini.go.tz/ ))にお問い合わせください。
イ 鉱物や輸出が許可されている動物の皮や角を取り扱う際の関税については、タンザニ
ア関税局(Tanzania Revenue Authority(https://www.tra.go.tz/ ))にお問い合わせください。
ウ 個人使用目的でパソコン、カメラ、ラジオ、楽器等をタンザニアに持ち込む場合は免税
となりますが、商用で使用する場合は物品により関税がかかる場合があります。また、医療品や機械類については輸入許可書の取得が義務付けられるものもありますので、詳細は事前に駐日タンザニア大使館(03-3425-4531)にお問い合わせください。
エ 入国前に購入した物品の免税範囲は、タバコは250グラム、酒類はボトル1本また
は1リットルまでです。
オ 銃器等の国内持込みは禁じられています。
カ ポルノ関連品等の国内持込みは禁じられています。
キ タンザニア国内における希少動植物や昆虫等の持出しについて、タンザニアの規制が
緩和されたなどと偽り、SNSやメールなどで販売をもちかける密売ブローカーによる詐欺が横行しています。持ち出したい動植物や昆虫等の生死を問わず、タンザニアの畜産漁業省事務所からの許可が必要になる場合がほとんどですので、必ず確認をしてください。
◎タンザニア畜産漁業省(Ministry of Livestock and Fisheries):
https://www.mifugouvuvi.go.tz/
(6)医薬品の持込み、持出し
医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては以下の厚生労働省ホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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