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● 査証、出入国審査等

 手続や規則に関する最新情報については、駐日イラン大使館(電話:03-3446-8011)等のイラン当局に確認してください。

1 査証(ビザ)
 2024年11月現在、日本国籍の方で、観光目的の15日間滞在の場合、査証免除となっております。その他の場合、入国には査証が必要です。入国査証の取得方法については駐日イラン大使館ホームページ(https://japan.mfa.gov.ir/jp/GeneralCategoryServices/10521 )をご確認ください。その他詳細については、同大使館に照会してください。

2 出入国審査等
(1)入国の可否はイラン入国審査官の判断になりますので、査証を取得しても当地への入国が100%保証されるものではありません。
また、仮に発給された査証の記載事項に誤りがあることに気づかずに放置した場合、イラン滞在中にあらぬトラブルに発展するおそれもあります。

(2)旅券にイスラエルの入国・滞在記録があると、入国を拒否される場合があります。

(3)女性の服装については、空港到着時から、イスラム教の戒律上の理由により、外国人であってもスカーフなどで髪の毛が出ないように頭部を覆い、体の線が出ないようにコートを着用することが義務付けられ、出発前に準備を要します。
なお、男性であっても公共の場所においては、肩の出る袖無しシャツ(タンクトップ・ノースリーブ)やショートパンツの着用は認められていません。

3 外貨申告等
(1)1万ユーロ相当額以上の外貨現金を持ち込む場合には申告をし、証明書を取得する必要があります。
 また、5千ユーロ相当額以上の外貨をイラン国外に持ち出すには、申告をして証明書を提出する必要があります。
申告手続は、入国審査前の出入国サロンにあるメッリ銀行で行うことができ、費用は無料です(外貨の持ち込み、持ち出し限度額については、予告なしに変更される可能性がありますので、最新の情報を駐日イラン大使館等に確認してください)。

(2)イランでは、クレジットカード、キャッシングサービス、トラベラーズチェックは使用できません。また、日本からの送金は銀行、郵便局ともに利用できませんので、上述の持ち込み制限に留意の上、現金を携行する必要があります。

4 通関
 薬物や銃器に対する厳しい取締りはもちろんのこと、イスラム教の戒律に従い、アルコール類、賭博用品(麻雀、トランプ等)、衛星放送受信機、イスラム的社会風俗を乱す写真・CD・DVD・ビデオ・出版物等のほか、豚肉、豚肉加工品(ハム、ソーセージ等)を輸入禁制品としています。
 これらのものを不用意に持ち込んだ場合、没収されるだけではなく、身柄拘束など大きなトラブルに発展するおそれがありますので注意してください。
イラン国外への持ち出しについては、手織りペルシャ絨毯は1人20平方メートルまで、キャビアは政府許可商品のみが125グラムまでの持ち出しが認められています。また、骨董品(100年以上)、手書き本、石版印刷本、伝統芸術作品、書道作品、細密画が施された文書、コーラン出版委員会の認印がないコーラン、35ミリ映画、芸術作品、国の文化財に指定された楽器、歴史的価値のある絨毯などについては、持ち出しが禁止されていますので、これらの物品を購入する際は、販売店によく確認する必要があります(持ち出しできる物品については、予告なしに変更される可能性がありますので、最新の情報を駐日イラン大使館等に確認してください)。


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