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● 査証、出入国審査等

(タイ政府の手続きや規則等については、事前の通告なく変更されることがありますので、必ず最新の情報を確認してください。最新の情報については、駐日タイ大使館(+81-(0)3-5789-2433、領事部+81-(0)3-5789-2449)や在大阪タイ総領事館(+81-(6)-6262-9226)等に確認してください。)

1. 旅券(パスポート)の欠損・汚損について
 旅券のページの一部に出入国スタンプや査証(ビザ)以外のもの(メモ書き、観光地の訪問記念スタンプ、小売店のポイントシール等)があるために、出入国を拒否される例があります。また、旅券のページの一部破れ・欠落、旅券名義人の顔写真の汚損等によっても出入国を拒否される例があります。旅券を損傷することのないようご注意ください。

2. 査証(ビザ)
(1) 無査証で入国される方へ
 観光目的での入国を希望する場合、タイから出国するための予約済み航空券及び滞在資金を十分に所持していれば、通常、無査証(ビザなし)で入国(30日間(29泊30日)の滞在許可)が認められます。
 タイ政府は、2014年8月12日以降、外国人の入国に際して、査証免除措置により出入国を繰り返し、事実上、長期滞在を行う者(いわゆる「ビザラン」)の規制を厳格に行っています。また、2016年12月31日からは、陸路による入国を暦年で2回までとする措置を取っています。

(2) 30日以内の観光以外を目的として(査証を取得して)入国される方へ
 30日以内の観光目的(無査証で入国可)以外の方は、事前に目的に合致した査証を取得して入国するようにしてください。査証は、日本やタイ周辺国にあるタイ大使館・総領事館で取得することができます。詳細についてはタイ入管当局で確認するか、駐日タイ大使館のホームページ(http://site.thaiembassy.jp/jp/visa/about/ )等をご参照ください。
 入国手続きが終わって、旅券を受け取った際には、直ちに入国印の有無・記載漏れ・誤記等を確認してください(例:60日のツーリストビザを取得していたが、入国審査官が査証の存在に気付かず、無査証での入国と勘違いして、30日の滞在許可しか出さなかった場合、その場で直ちに申し出て訂正を受けておかないと、後日訂正するために煩雑な手続きが発生します)。
 出入国審査時、入国管理局の係官等に対して、大声を出して、侮辱的な言葉を発し、カウンターを叩く等の行為をしたことで、入国拒否となったケースや、警察に引き渡され罰金を支払う事態になった事例がありますので、注意してください。
 なお、タイでは、一部対象外の査証所持者を除き、入管当局に対する90日毎の滞在報告(いわゆる90日レポート)が義務づけられています。これを怠った場合、出国時あるいは滞在期間延長申請時に罰金を科されるケースも報告されています。

(3) 不法滞在
 許可された滞在期限を過ぎて滞在し続けた場合は「不法滞在」となります。不法滞在は犯罪として扱われます。
 官憲の取り調べにより不法滞在が発覚した場合、現行犯逮捕され、裁判を経て刑事罰を終了後、タイ国から国外退去強制処分となります。

(4) 旅行代理店に関する注意
 タイ所在の旅行代理店の中には、「VISA EXTENSION(ビザの延長)を請け負います」等と宣伝しているところがあるようです。過去には、「本人はタイに滞在し続けても、旅券上でタイを出入国したことにすることで30日無査証滞在の延長ができる」等と説明を受けて代理店に旅券を預けたところ、偽造のタイ出入国スタンプを押されてしまい、タイから出国する際に不法入国とみなされ、当局に拘束・逮捕された事案が発生しています。不正を勧めるような代理店は絶対に利用しないでください。

3. 出入国審査
(1) タイに入国する場合、「first port arrival」の原則に基づき、タイの第一到着地の空港において入国手続きを行い、目的地の空港においては手荷物の通関手続きのみを行うことになっています。
 例えば、日本からバンコク(スワンナプーム空港)経由でチェンマイに到着する場合は、スワンナプーム空港においてタイ入国手続きを行います。次に、同空港からチェンマイ空港(最終目的地)へ到着した際に、荷物の受取りと通関手続きを行うことになります。バンコク〜チェンマイ間の航空機は国内線扱いのため、チェンマイ到着後は国内線の乗客の流れに乗ってしまいがちですが、航空機を降りた後は、必ず「International(国際線)」の案内表示に従って進み、荷物の受取り等を行ってください。国内線の乗客の流れについていくと荷物の受取りができなくなってしまいますのでご注意ください。
 
(2) マレーシア北部のランカウイ島から、近接するタイのアダン島へ旅行する際に、国境を越えるにもかかわらず、タイへの入国手続きを行わない旅行者がいます。このケースは、たとえ不注意であってもタイへの不法入国となり、タイ警察の摘発対象となりますので、本人がパスポートを携行してタイのサトゥーン県の入国管理局に直接赴いて入国手続きを行ってください。

(3) 陸路の出入国審査手続きでは、旅行者がタイの出入国審査窓口に気づかず通り過ぎて、審査を受けずに出入国してしまう例が後を絶ちません。また、陸路・空路ともに、出入国手続きを行ったにもかかわらず、担当官が出入国印を押し忘れるようなトラブルも発生しています。後になって出入国印がないことに気づいた場合は、出入国手続きをした入国管理局まで直接赴き、改めて出入国手続きを行う必要が生じます。また、特に入国印がないことに気づかずに出国しようとした場合等、状況によっては、不法入国していたとみなされ罰金が科されることや当局に身柄を拘束される可能性もあります。
 そのため、出入国手続き後は、直ちにその場で出入国印の有無・記載漏れ・誤記等につき確認するよう心掛けてください。

4. 外貨申告等
 タイの外貨管理上、外国からタイへの外貨持込額については、通貨種別を問わず合計1万5千米ドル相当以下に規制されています(これを超えた金額の持込時は、税関にて申告が必要)。また、タイから現地通貨バーツを持ち出す場合は5万バーツまで(例外として、ラオス、ミャンマー、カンボジア等の国境が隣接している国へ出国する場合は、45万バーツが上限です(参考:2019年12月現在、1バーツ約3.7円)。
 外貨の持出しは1万5千米ドル相当まで可能です。
 なお、出国時に外貨を1万5千米ドル 相当額以上所持していると、タイ国内で労働・収入行為があったとみなされ、課税又は没収される可能性があることから、上記のとおり持込額を入国時に申告しておく必要があります。
 外貨申告で不明な点がある場合には、タイ及び日本または渡航先国の各税関にお問い合わせください。

5. 通関
(1) 米、植物、果物はタイ国内への持ち込みが規制されています。持ち出しについては、象牙をはじめとしたワシントン条約による規制品及び仏像等は輸出証明が必要です。なお、チャトチャック市場(ウィークエンド・マーケット)等で昆虫、は虫類、小動物を購入して国外へ持ち出すことは、森林動物保護法違反として検挙されるおそれがありますので、事前にタイ税関等に国外持ち出しに必要な手続きを確認してください。

(2) タイ物品税局では、免税たばこ(納税シールのないたばこ)の不法持ち込み・所持で当局により摘発された者に対し、高額な罰金を科しています。
外国からタイに持ち込む際の免税範囲は、紙巻きたばこであれば200本(1カートン)、葉巻等であれば250gまで、また、酒類については一人につき1本1リットルまでとされています。免税範囲を超えた量のたばこや酒類をタイ国内に持ち込もうとした場合、税関検査で摘発されると高額な罰金を科せられるほか、物品も全て没収されますので十分ご注意ください。
 団体旅行等で、一人が他の人の分もまとめて預かり所持していた場合も、預かっていた人が免税範囲を超えたとして、没収及び罰金の対象となります。電子たばこ(加熱式たばこを含む)は持ち込み禁止です。違反した場合、最高で10年の懲役または50万バーツの罰金が科されます。なお、摘発を不服として罰金の支払いを拒否した場合や罰金が支払えない場合には裁判となりますが、その間、身柄を拘束されることがあります。
 こうした検査・摘発はタイ当局の主権・判断に係わる事項ですので、在外公館(在タイ日本国大使館等)が当該人に代わって刑罰の免除や軽減を交渉したり、判断に異議を唱えたりすることはできません。

○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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