情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

コスタリカの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2021年3月18日

【危険度】
●首都サンホセ市を含む周辺地域
レベル1:十分注意してください(継続)

【ポイント】
●首都サンホセ市を含む周辺地域では、麻薬組織が絡む凶悪犯罪が増加しているほか、強盗や盗難が多発していますので、十分注意してください。

1 概況
(1)コスタリカは一般に中南米地域の中では政治・治安ともに安定した国とみられていますが、1990年代以降、不法滞在者の増加、組織犯罪グループの流入、銃所持者の増加、麻薬使用の蔓延及び学校の中途退学者等による犯罪の低年齢化などにより治安が悪化し、首都サンホセ市では、殺人、強盗、窃盗等の犯罪が多発しています。コスタリカ政府は、警察官の増員、警戒の強化、犯罪者収容施設及び社会復帰施設の増加など治安対策に力を入れていますが、依然多くの犯罪が発生しています。また、これらの犯罪は地域や昼夜を問わず発生しており、例えば夜間の繁華街のみならず、白昼の一般の道路やショッピング・モール、住宅地であっても発生しています。海岸のリゾート地帯でも犯罪被害が多数確認されています。

(2)コスタリカは、国際麻薬犯罪組織が南米産の麻薬を欧州や北米へ運ぶ際の中継地点として利用しているだけでなく、現在では麻薬の集積地及び消費地にもなっています。コカインの押収量は年々増加の一途をたどっており、2019年には年間合計31トンを超えるコカインが押収されたと報じられています。また、一度に数百キログラム単位の麻薬が押収される事案がたびたび報道されているなど、麻薬の密輸は増加傾向にあります。
 麻薬組織が関与する犯罪に加え、麻薬の購入代金欲しさに行う短絡的な強盗や殺人等がサンホセのみならず観光地でも発生しており、大きな問題となっています。特に、殺人については、麻薬組織同士の抗争や報復によるもの、麻薬中毒者の麻薬購入代金踏み倒しが原因となるものが多く、これらの事件に一般市民が巻き添えになるケースが多発しています。
 2020年の殺人事件数は570件であり、2019年の同事件発生件数(563件)と比べ、増加しています。このうち、大半の事件に麻薬組織が関与しているとみられているほか、約7割の事件で銃器が使用されています。また、マネーロンダリング等の犯罪も摘発されており、コスタリカにおける麻薬にからむ組織犯罪の増大が、犯罪の凶悪化をもたらしているとみられています。

(3)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域情勢
サンホセ市を含む周辺地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
 サンホセ市や周辺地域(特にデサンパラードス市、アラフエリータ市など)においては、麻薬組織同士の銃撃戦が発生しているほか、けん銃を使用した強盗の際に短絡的に殺害したり、武装した一般市民がけん銃で犯人に反撃したりするなど、銃器がはん濫していることによる事案の発生が見られます。 
 サンホセ市中心部の歩行者天国(特に中央郵便局前や文化広場周辺)、中央市場周辺ホスピタル地区、コカコーラ地区においては、スリやひったくりなどの被害が多発しているほか、サンホセ市内にあるサバナ国立公園においては、強盗目的での殺人や麻薬取引などが発生しています。サンホセ市周辺地域でも、アラフエラ市アラフエラ地区、モンテスデオカ市サンペドロ地区などで強盗、盗難事案が多く発生しています。
 主な犯罪の手口としては次のようなものなどがあり、これらの犯罪は時間や場所を問わず発生していますので、十分注意してください。
ア 走行中の車両を停止させ、運転者を引きずり出して車両を強奪する。
イ 通行人を車に無理矢理乗せて金品を強奪する。
ウ バイクで近づいてきて通行人をけん銃で脅して金品を強奪する。
エ 車の助手席のガラスを割ってけん銃で脅して金品を強奪する。
オ 車両駐車後の降車の際にけん銃を使って金品を強奪する。
カ 鋭利な刃物でタイヤをパンクさせ、タイヤ交換を手伝う振りをして盗みを働く(タイヤパンク強盗)。
キ 背後から近寄り、首を絞め、気絶したところで金品を強奪する。
ク 複数人で標的を囲み、鋭利な刃物で脅し、金品を強奪する。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢及び次の事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。報道、日本国外務省、在コスタリカ日本国大使館及び現地関係機関から最新の情報を入手してください。
(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 コスタリカに3か月以上滞在される方は、在コスタリカ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在コスタリカ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(2)貴重品(航空券、現金、貴金属類など)は宿泊先のセイフティーボックスなど安全な場所に保管し、旅券(パスポート)はコピーを携行してください。貴重品をやむを得ず持ち歩く場合には、一度に全てを盗まれる被害を避けるため、1か所に集中して保管することなく、外から抜き取られにくい場所に分散して所持することをお勧めします。

(3)デジタルカメラやパソコンなど高価な携行品はカバン等に入れて、外からは見えないように携行してください。また、スマートフォンもできるだけ目立たないように使用してください。バス停などでスマートフォンを操作している際に強盗被害に遭うケースが多発していますので、注意してください。

(4)多額の現金は持ち歩かないようにし、現金で支払う際は財布の中身が周りの人から見られないように注意してください。

(5)バッグ等は常に前寄りに、取り出し口が自分から見える位置に持ち、必要に応じ前に抱えるようにしてください。サイドポケットは開けっ放しにしないように注意してください。

(6)レストランにおいては、可能な限り人の動きが分かる場所に座るようにし、荷物の置き引きに注意してください。イスの背もたれにカバンや財布が入ったジャケットをかけないようにしてください。

(7)バスなどで移動する際は、網棚に荷物を置きっ放しにしないように心掛けてください。網棚に荷物を置いたまま居眠りをして、置き引き被害に遭うケースが多発しています。また、スリが多発する乗り合いバスの利用は避け、タクシーを利用してください(ただし、利用は正規のタクシー(通常、車体の色は赤。タクシーランプを搭載している。)に限定し、白タクの利用は絶対に避けてください。)。

(8)夜間の外出は避けてください。やむを得ず外出する際は、事前に目的地までの安全な経路を確認するとともに複数での行動を心掛けてください。長距離バス・ターミナル周辺は犯罪が多発している地域ですので、夕刻から早朝にかけては近づかないでください。

(9)宿泊場所は、値段によって周辺の治安環境及びホテル内の安全が大きく異なりますので、料金が高くても安全を重視して宿泊ホテルを選定してください(特に安宿では、ホテル内での犯罪も頻発しています。)。

(10)車上荒らしの被害を防止するために、貴重品やバッグなどはもちろんのこと、車外から見える位置に物を置かないよう留意してください。窓はすべて閉め、路上駐車は避けるようお勧めします。また、ショッピング・モール等の駐車場においても車上荒らしが頻発していますので、可能な限り照明のある所や人通りの多い所に駐車することをお勧めします。

(11)犯罪に巻き込まれた場合は、通常、犯人側は銃や刃物等の武器を所持していますので、身の安全を第一に考え、決して犯人に抵抗しないでください。

4 なお、隣国のニカラグア及びパナマについても、別途「危険情報」が発出されていますので、同情報も併せて参照してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コスタリカ日本国大使館
 住所:Embajada del Japon
 Sabana Norte, 300m oeste y 25m norte del I.C.E., Torre la Sabana Piso 10.
 電話:2232-1255
   国外からは(国番号506)-2232-1255
 FAX :2231-3140
   国外からは(国番号506)-2231-3140
 ホームページ:http://www.cr.emb-japan.go.jp/japones/index-j.htm


○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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