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ウクライナ
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

ウクライナの危険情報【危険レベル継続】(内容の改訂)

2024年2月19日

【危険度】
●ウクライナ全土
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(継続)
(注)ただし、ウクライナの復旧・復興に寄与する企業・団体の取組等として、真にやむを得ない事情でキーウ州キーウ市に渡航する必要があると考える場合には、渡航の必要性及び緊急性、所属企業や団体等の指示に基づく組織としての必要かつ十分な安全対策を準備した上で、渡航の2週間前までに、外務省窓口に相談してください。その際、当該渡航の必要性やリスク回避のための安全対策に関する情報として、渡航目的(必要性及び緊急性)、渡航日程(必要最小限の渡航期間)、渡航者情報、連絡先・宿泊先、キーウ市までの移動手段、具体的な安全対策(シェルターを備えた安全な宿舎の確保、信頼できる警備会社の手配する安全な車両による移動、警護員の同行は必須)を記載した渡航計画を提出するとともに、治安情勢等の変化による渡航中止や退避の勧告には必ず従ってください。
外務省窓口 : mofakyiv@mofa.go.jp 
渡航計画様式: https://www.ua.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00377.html

【ポイント】
●2022年2月24日にロシアがウクライナへの侵略を開始して以降、ウクライナ国内ではロシア軍とウクライナ軍による武力衝突が続いており、ウクライナ軍兵士のみならず、一般市民にも多数の死傷者が出ています。引き続き、ロシア軍による地上作戦、ミサイルやドローン等による攻撃は続いており、今後も被害が継続すると見込まれます。
●ウクライナ全土に対して引き続き危険レベル4の退避勧告を発出していますので、ウクライナへの渡航は止めてください。また、既に滞在されている方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。

1 概況
(1)2022年2月24日にロシアがウクライナへの侵略を開始して以降、ウクライナ国内ではロシア軍による攻撃が続いており、ウクライナ軍兵士のみならず、一般市民にも多数の死傷者が出ています。引き続き、ロシア軍による地上作戦、ミサイルやドローン等による攻撃は続いており、今後の情勢次第では、攻撃が激化する可能性があります。
(2)特にウクライナ東部及び南部の一部では、非常に激しい地上戦が継続されており、収束する兆候はありません。また、一度ロシア軍が撤退した都市や地域であっても、再び攻撃されている事例もあります。更に、攻撃で電気、水道等のライフラインが破壊された地域や、食料や医薬品等の入手が困難な地域もあります。
(3)首都キーウ市でも、ロシアによるミサイルやドローン攻撃が継続して発生しています。キーウ市及びその周辺では防空体制が強化され、ミサイルやドローンが直撃する事案は減少していますが、迎撃された破片(デブリ)による被害が発生しています。
(4)ロシア軍はウクライナ全土をミサイル攻撃及びドローン攻撃の射程圏内に収めており、地上戦が行われていない地域であっても、一般市民の死傷者が断続的に発生しています。
(5)また、ベラルーシ軍もウクライナとの国境近くに展開し、軍事演習を行っていることから、同国国境周辺の情勢が急激に悪化する可能性も否定できません。

2 地域別情勢
 全土:レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(継続)
(注)ただし、ウクライナの復旧・復興に寄与する企業・団体の取組等として、真にやむを得ない事情でキーウ州キーウ市に渡航する必要があると考える場合には、渡航の必要性及び緊急性、所属企業や団体等の指示に基づく組織としての必要かつ十分な安全対策を準備した上で、渡航の2週間前までに、外務省窓口に相談してください。その際、当該渡航の必要性やリスク回避のための安全対策に関する情報として、渡航目的(必要性及び緊急性)、渡航日程(必要最小限の渡航期間)、渡航者情報、連絡先・宿泊先、キーウ市までの移動手段、具体的な安全対策(シェルターを備えた安全な宿舎の確保、信頼できる警備会社の手配する安全な車両による移動、警護員の同行は必須)を記載した渡航計画を提出するとともに、治安情勢等の変化による渡航中止や退避の勧告には必ず従ってください。
外務省窓口 : mofakyiv@mofa.go.jp 
渡航計画様式: https://www.ua.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00377.html

(1)キーウ市
ア キーウ市ではロシア軍によるミサイルやドローン攻撃が継続しており、死傷者が発生しています。
キーウ市は防空システムが整備されていますが、防空システムにより打ち落とされたミサイルやドローンの破片に当たる可能性もありますので、空襲警報が発令された場合には、直ちに滞在しているホテルや最寄りの地下鉄等のシェルターに避難し、身の安全を確保してください。
イ ウクライナは戒厳令下にあり、現時点でキーウ市は午前0時から翌朝午前5時まで外出禁止令が発出されています。当局の指示に従い、避難のために移動する場合を除いて外出しないでください。
(2)キーウ市以外
ア ロシア軍によるウクライナ侵攻以降、ウクライナ東部及び南部の一部では、激しい地上戦が継続しています。
イ ロシア軍はウクライナ全土をミサイル及びドローン攻撃の射程圏内に収めています。キーウ市及びその周辺以外では防空体制が十分整っていないため、前線に近いオデーサ州、ドニプロ州、ミコライウ州、ハルキウ州は、日常的にミサイルやドローン等による攻撃が発生しており、インフラ施設に対する攻撃に加え、一般市民に多くの死傷者が発生しています。
ウ 電気、水道等のインフラ施設が破壊された地域や、食料や医薬品等の入手が困難な地域もあります。
(3)このため、ウクライナ全土に対して引き続き危険レベル4の退避勧告を発出していますので、ウクライナへの渡航は止めてください。また、既に滞在されている方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。退避するまでの間は空襲警報の発令に必ず従うとともに、自分の命を守るため、以下の事項を必ず遵守してください。
・空襲警報が発令された際には、直ちにシェルターや地下施設に避難する。(絶対に無視しない)。
・空襲警報が解除されるまで、避難所から離れない。
・外出禁止令等の政府の指示に従う。
・外出禁止令の時間帯は、空襲警報発令により避難する時以外、外に出たり、車を運転したりしない。
・軍事、空港、変電所や貨物ヤード等の施設には近づかない。
・スパイ活動と疑われないよう、むやみに携帯電話等で写真撮影しない。
・偽情報には注意する。
・地雷や不発弾等が埋まっている可能性が高い、森林や浜辺に近づかない。

3 その他
(1)在ウクライナ日本国大使館は、2022年10月5日をもって再開しましたが、安全対策の理由から、領事業務窓口は再開せず、緊急事態への対応を除き、引き続き隣国の在ポーランド日本国大使館を拠点として領事業務を行っています。
(2)テロに関する注意事項については、「テロ・誘拐情勢」を確認してください。( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_182.html )
(3)外務省「たびレジ」への登録を必ず行ってください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○欧州局中・東欧課(外線)03-5501-8401
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/  (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html  (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在ウクライナ日本国大使館(領事窓口閉鎖中)
 ※館員等による対面での邦人援護活動等を含む領事サービスは原則できません。
 住所:34B Velyka Zhytomyrska str, Kyiv, Ukraine
 電話:+380-44-490-5500(外部に委託した緊急電話サービスに繋がります)
 緊急連絡用電話:+380-50-335-7247
 領事メールアドレス:ryouji@kv.mofa.go.jp 
 ホームページ: https://www.ua.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html 
 安全情報twitter:https://twitter.com/JPEmbUA_anzen 

(領事窓口連絡先)
○在ポーランド日本国大使館
 住所:ul. Szwole?er?w 8, 00-464 Warszawa
 電話:+48 22 696 50 00
 メール: cons@wr.mofa.go.jp



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