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アゼルバイジャン
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

アゼルバイジャンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2020年8月3日

【危険レベル】
●ナゴルノ・カラバフ及びその周辺のアルメニア占領地域、並びにアルメニアとの国境周辺地域(アゼルバイジャン領ナヒチェバン自治共和国のアルメニアとの国境周辺地域を含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記以外の地域(首都バクーを含む)
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●アゼルバイジャンは、アルメニアとの間でナゴルノ・カラバフ紛争を抱えており、未だ解決の見通しは立っていません。ナゴルノ・カラバフにはアゼルバイジャンの実効支配は及んでおらず、その周辺地域は、アルメニアに占領された状態が続いています。また、アルメニアとの国境周辺地域(アゼルバイジャン領ナヒチェバン自治共和国のアルメニアとの国境周辺地域を含む)においては、依然としてアゼルバイジャン軍とアルメニア軍が対峙しており、両国国境地帯では現在でも散発的に発砲事件が起きています。
同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

1 概況
(1)アゼルバイジャンは、アルメニアとの間でナゴルノ・カラバフ紛争を抱えており、未だ解決の見通しは立っていません。ナゴルノ・カラバフにはアゼルバイジャンの実効支配は及んでおらず、その周辺地域は、アルメニアに占領された状態が続いています。同紛争を解決するために、アゼルバイジャンとアルメニア両国政府間の話合い及びOSCE(欧州安全保障協力機構)ミンスク・グループ共同議長による仲介努力等が行われていますが、未だ解決の見通しは立っていません。

(2)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域情勢
(1)ナゴルノ・カラバフ及びその周辺のアルメニア占領地域
   レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
 ア ナゴルノ・カラバフ及びその周辺のアルメニア占領地域
 現在、ナゴルノ・カラバフにはアゼルバイジャンの実効支配は及んでおらず、その周辺地域は、アルメニアに占領された状態が続いています。1994年にアゼルバイジャンとアルメニアとの間で停戦合意がなされていますが、OSCEによる仲介、和平達成への努力にもかかわらず、現在まで頻繁に死傷者を伴う停戦違反が発生しています。
 このような情勢の中、2016年4月1日以降、ナゴルノ・カラバフ軍事境界線付近において、アゼルバイジャン軍とアルメニア軍との武力衝突が発生し、双方合わせて数十名の死者が出ています。その後、両者の間で停戦合意が成立しましたが、停戦合意成立後も同境界線付近において、散発的に発砲事案や小規模な武力衝突が発生しています。
 また、アゼルバイジャン政府は、ナゴルノ・カラバフ及び周辺の被占領地域への渡航にはアゼルバイジャン政府の許可が必要としており、許可を得ずに被占領地域へ渡航した外国人には、同国の法律に違反したとして、アゼルバイジャンへの入国禁止等の罰則を科しています。また、被占領地域での企業活動・商業貿易活動については、アゼルバイジャン政府から違法であるとみなされ、アゼルバイジャンへの入国禁止等の不利益を受けるおそれがあります。
 同地域では、発砲事件等に巻き込まれる危険性があり、万が一、同地域内で被害に遭った場合、アゼルバイジャン政府が有効な救済措置をとることができない状況にあります。また、今後のアゼルバイジャン及びアルメニア両政府の対応によっては、戦闘が再燃する可能性も否定できません。
 
 イ アルメニアとの国境周辺地域(アゼルバイジャン領ナヒチェバン自治共和国のアルメニアとの国境周辺地域を含む)
 上記のとおり、アゼルバイジャンとアルメニアとの間では停戦合意がなされていますが、アルメニアとの国境周辺地域(アゼルバイジャン領ナヒチェバン自治共和国のアルメニアとの国境周辺地域を含む)においては、依然としてアゼルバイジャン軍とアルメニア軍が対峙しており、両国国境地帯では現在でも散発的に発砲事件が起きているほか、2016年12月には武力衝突も発生しています。
 同地域においては、このような発砲事件等に巻き込まれる危険性があり、また、今後のアゼルバイジャン及びアルメニア両政府の対応によっては、紛争が再燃する可能性も否定できません。

 つきましては、同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

(2)上記以外の地域(首都バクーを含む)
   レベル1:十分注意してください。(継続)
 ア アゼルバイジャン国内の治安は比較的平穏ですが、国家安全保障庁等の治安機関によって、これまでに何度もテロ計画が未然に摘発されています。
 ○ 2015年11月、イスラム過激派組織の指導者ほか約70人が政権強奪を計画していたとして検挙された。
 ○ 2016年5月及び2017年2月、アゼルバイジャン国内でのテロを予告するISILアゼルバイジャン人戦闘員によるインターネット動画の投稿。
 ○ 2016年12月、バクー市近郊での自爆テロ未遂事件が発生。
 ○ 2018年7月、ギャンジャ市内で行政長が銃で襲撃されて重傷を負い、犯人(外国籍、イスラム過激派と伝えられた)が逮捕された。さらに翌週にもイスラム過激派とされる人物が同市で警察幹部2人を殺害した上、テロを企図していたとして逮捕された。これに関連して約60人が逮捕され、多数の武器・弾薬が押収された。
 この他、イスラエルや欧米の関連施設、集客施設等のソフトターゲットを標的とした潜在的なテロの可能性も指摘されていますので、テロの巻き添えにならないよう外務省や在アゼルバイジャン日本国大使館のホームページ等を確認し、最新の情報を入手するよう努めてください。

 イ アゼルバイジャン領ナヒチェバン自治共和国は、アゼルバイジャンのいわゆる「飛び地」であり、入域の手段が限定されることに加え、アルメニアと国境を接していることから、同自治共和国への渡航は、渡航手段・経路・時期を慎重に検討し、安全な手段を選択してください。情勢に応じて渡航日程を延期するなど、余裕をもった日程を組むよう安全対策を講じてください。
 ウ 一般治安情勢は比較的良好で、内務省による2018年の犯罪認知件数は26,381件で、前年比268件増加していますが、検挙率は約86%と高い数値を記録しています。旅行者にとって一番身近な犯罪である窃盗事件が被害の約3割(約7,900件)を占めているため、外を出歩く際は周囲への警戒を怠らない、住宅やホテル等に滞在する場合にも確実に戸締まりを行うなど十分に注意してください。また、違法薬物の流通も確認されていますので、見知らぬ人物から声を掛けられた際などは、十分な緊張感をもって対応するよう心がけてください。

 つきましては、これら地域への渡航、滞在に当たっては、危険を避けるため、十分注意してください。

3 滞在にあたっての注意
 滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在アゼルバイジャン日本国大使館、現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めるとともに、十分安全対策を講じてください。
(1)渡航者全般向けの注意
 首都バクー市内では、治安は比較的安定していますが、夜間の外出やひと気のない場所での独り歩きには、十分な注意が必要です。また、首都バクー市を離れ、地方に旅行される方は、旅行先の情勢に関し、現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めてください。旅行代理店等を利用される場合は、信頼できる業者を選択するようお勧めします。
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は、在アゼルバイジャン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張等の際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在アゼルバイジャン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(2)長期滞在者向けの注意事項
 ア 住居の選定に当たっては、居住地域の治安、建物の構造等に留意するとともに、窓、扉、壁、施錠等に十分な防犯措置を施すようお勧めします。
 イ 日常生活では、できるだけ目立たないように行動するとともに、身の周りの安全に十分注意してください。
 ウ 不測の事態が発生した場合は、自宅、職場、ホテル等の安全な場所で、事態が鎮まるまで待機してください。また、不測の事態に備えて、食料、飲料水を備蓄するとともに、旅券、貴重品及び衣類等をいつでも持ち出せるように準備し、退避手段についても常時確認しておいてください。不測の事態が発生した場合は、在アゼルバイジャン日本国大使館に連絡してください。
 エ 正確な情報を入手するように努め、根拠のない噂に惑わされて動揺することのないようにしてください。

4 隣国のアルメニア、ジョージア、イラン及びロシアにも各々危険情報が発出されていますのでご留意ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在アゼルバイジャン日本国大使館
  住所:Hyatt Tower 3, 6th Floor, Izmir Str. 1033, Baku, Azerbaijan, AZ1065
  電話: (市外局番012)-490-7818/19
   国外からは(国番号994)-12-490-7818/19
  ファックス: (市外局番012)-490-7817又は490-7820
   国外からは(国番号994)-12-490-7817又は490-7820
  ホームページ: https://www.az.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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