=-=-=-=-=-=-=-=
ソロモン諸島
=-=-=-=-=-=-=-=
情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。
ソロモンの危険情報 【危険レベル継続】(内容の更新)
2025年8月20日
【危険度】
●全土:レベル1「十分注意してください。」(継続)
【ポイント】
●首都ホニアラ市内を中心に置き引きやひったくり、強盗、殺傷事件、日中でも性犯罪や暴行事件等が発生しています。日本人を含む外国人は、犯罪のターゲットとなりやすい傾向があるため、十分注意が必要です。
1 概況
(1)ソロモン諸島では、ここ数年、首都ホニアラ市内を中心に置き引きやひったくり、夜間における押し込み強盗等の一般犯罪が継続的に発生し、鉄パイプ、ナイフ等を用いての殺傷事件も発生しています。最近では、夜間だけでなく、日中においても性犯罪や暴行事件が増加しています。
(2)ホニアラ市には、高い失業率を背景に、職に就けない若者等が多く集まっています。外国人は目立つため、犯罪のターゲットになりやすい傾向がありますので、十分注意が必要です。
2 地域別情勢
全土:レベル1「十分注意してください。」(継続)
(1)国政選挙などの政治的な変化がある際に暴動が発生し、社会情勢が不安定になる傾向があります。2024年4月17日に国政選挙、5月2日に国会議員による新首相選出が行われ、騒じょうの発生が危惧されましたが、主要施設の閉鎖やソロモン国家警察の警戒措置等により大きな事案は発生しませんでした。今後も政治的変化が予見される局面では、治安悪化のおそれがありますので、特に注意が必要です。
(2)ホニアラ市内及びその郊外においては、住宅侵入・強盗が多発している他、投石、殺傷事件等が発生しています。特に、夜間・早朝は十分注意が必要で、外出はできるだけ避けてください。
また、クリスマス、年末年始、イースターの時期は、現金やスマートフォン、タブレット等の電子機器を狙った強盗・窃盗が増加する傾向にあります。
3 滞在にあたっての注意
ソロモン諸島での滞在中は、不案内な場所への出入りや夜間・早朝時間帯の外出、行動はできるだけ控えるなど、安全面に十分注意して行動してください。また、外務省、在ソロモン日本国大使館、現地関係機関等から最新の情報を入手するよう努めてください。
(1)近年、飲酒運転や運転手の不注意による交通事故が多発しています。公共のバスやタクシー運転手が事故を起こし、乗客が巻き込まれるケースも発生しているため、自身で運転する際だけでなく、乗客として乗車する際や歩行の際にも十分注意が必要です。
(2)ホニアラ市以外の地方は、インフラ設備や交通手段が整っておらず、外部から隔絶されており、伝統的な慣習・習慣が残っている地域が多くあります。そうした地域を訪れる場合は、現地事情に詳しい関係者から情報を入手し、土地勘がある者にガイドを頼む等、信頼できる現地の人と行動を共にすることをお勧めします。
(3)医療事情が劣悪なため、常備薬を常に携行してください。当地には罹患すると死に至ることもある熱帯性マラリアを媒介する蚊が生息しているため、注意が必要です。体調不良を感じた際や、外科的処置を必要とする疾病への罹患が疑われる場合には、早期に出国することを検討してください。万が一オーストラリアなどの近隣諸国での治療や、チャーター機による日本への緊急移送が必要となった時のために、十分な保障額が担保された海外旅行傷害保険に加入しておくことを強くお勧めします。
(4)ホニアラ首都圏以外の地域では基本的なインフラ(通信・交通手段、宿泊施設等)が未整備のところも多いため、緊急時に備えての出国手段の確保は極めて重要です。ソロモンに渡航・滞在される方は、下記(6)のとおり「たびレジ」の登録や「在留届」の届出をして、緊急時に在ソロモン日本国大使館からの出国方法や安全情報等の情報が受け取れるよう、平時から備えておくことを心掛けてください。
(5)ホニアラの空港を含むソロモン各地に所在する空港では、日程変更やキャンセル、突然の出発時刻の前倒しを含め、想定外の運航決定がなされることが珍しくありません。そうした変更や運行決定が行われる場合、各搭乗客があらかじめ航空会社に登録したメールアドレスに変更の知らせが送信されるだけで、搭乗客が連絡を受信したかの個別の確認は行われませんのでご注意ください。
(6)これまでに、ソロモンにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
ソロモンの「テロ・誘拐情勢」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_072.html)も、併せてご確認ください。
(7)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を必ず伝えるようにしてください。
ソロモンに3か月以上滞在する方は、緊急時に当館が行う安否確認が可能となるように、必ず在留届の提出をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )。
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在ソロモン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。
また、当館が作成している「安全の手引き」(https://www.sb.emb-japan.go.jp/files/100157828.pdf )に防犯対策に役立つマニュアルを作成しております。同手引きは当館ホームページ(日本語。領事情報)、海外安全ホームページに掲載しており、随時更新しているので、ご活用ください。
4 大洋州地域の近隣諸国についても別途危険情報が発出されておりますので「外務省海外安全ホームページ」をご参照ください。
(問い合わせ先窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関係課室)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
○在ソロモン日本国大使館
住所:4th Floor,Point Cruz Arcade Building Hibiscus Avenue, Honiara, Solomon Islands
電話: 22953 ※国外からは(国番号677)-22953
HP: https://www.sb.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−