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● 緊急時の連絡先

◎[米国全土共通]
 警察、救急、消防:TEL 911

●「911」への通報
直ちに警察、救急、消防の出動が必要な緊急事態が発生した場合には「911」に電話してください。「911」に電話すると架電者の所在地を管轄する行政のコールセンターに繋がります。通常、オペレーターは最初に「What is your emergency? 」(どのような緊急事態でしょうか?)、「Where is your emergency?」(場所はどこでしょうか?)と架電者に尋ねます。一刻も早く救援を得るためには、まずこの二点を正確かつ簡潔に伝えることが重要です。外出先で正確な住所がわからない場合は、ストリート名や目印となる建物等、オペレーターが場所を特定できるよう、可能な限りの情報を伝えましょう。なお、通常、オペレーターは、事態の概要と場所が把握できた時点で、必要に応じ警察、救急および/または消防に出動指示を出し、続けてより詳細な緊急事態の状況(負傷者の有無・状態、犯人の状況・外見的特徴等)を架電者から聴取することになります。

(注)警察の緊急出動を要さない被害届や警察への相談等は、地域を管轄する警察署に電話してください。また、倒木や放置車両、騒音問題等の通報は、通常、警察ではなく郡や市などの行政サービス窓口に行います(都市部を中心に、米国の多くの地域では、「311」に電話すると地域の行政サービス総合窓口に繋がります)。

●「911」通報時の日本語通訳
一般に、「Japanese (interpreter) please.」と伝えれば、オペレーターが日本語通訳者を電話会議形式で呼び出してくれます。ただし、通訳者を呼び出すまでに時間を要する可能性もあることから、事態の概要(犯罪被害か、救急か、火災か)と場所は可能な限り英語で説明する、または、付近の頼れる人に電話を代わってもらう等の対応が理想的です。

●テキストによる「911」通報
米国では近年、テキスト・メッセージ・サービス(日本のショート・メッセージ・サービスと同じ)による「911」通報システム(「Text-to-911」)を導入する地域が増加しています(英語のみ)。これは、聴覚障害等により通話が困難な場合や、声を出すと危険な状況にある場合に使用することを目的としたシステムであり、電話通報と同等の迅速さでオペレーターの応答が得られるとしています。ただし、「Text-to-911」は電話通話を補完するものであり、原則、緊急時の通報は電話で行うことが推奨されています。なお、「Text-to-911」を導入していない地域で「911」にテキスト送信すると、未導入である旨の返信が即座に届きます。


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