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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
(1)セントビンセント及びグレナディーン諸島(以下セントビンセント)は約11万人の人口を有し、首都のあるセントビンセント島と南に延びるグレナディーン諸島からなる島国です。セントビンセントは観光立国であり、治安当局が主となって外国人観光者等が被害に遭わないよう観光地におけるパトロールを強化するなど積極的に治安対策を講じていますが、2022年は殺人事件が42件発生しており、10万人あたり殺人発生件数は日本の56倍です。特に、けん銃を使用した事件は増加傾向にあります。

(2)セントビンセントにおいては、違法薬物や銃器等を使用した関連犯罪により検挙されるケースが増えており、強盗や性犯罪などにおいて銃器等が使用される場合も増えています。日没後の海岸やひと気のないところには、何らかの凶器を持った薬物中毒者が徘徊することがあるなど大変危険です。

2 防犯対策
 犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、最新の治安情報収集に努める、危険な場所には近づかない、多額の現金・貴重品は持ち歩かない、見知らぬ人物を安易に信用せずに警戒するなど、常に防犯を意識した行動をとることが重要です。
 特に外国人旅行者は、強盗、置き引きやひったくり、住居侵入(ホテルの客室荒らし)などの被害に遭いやすいので、以下の基本的な防犯対策が必要です。
○持ち物への注意を怠らない。貴重品は安全な場所に保管する。
○高級腕時計や宝石類、カメラを所持していると強盗等の標的になりやすいので、外出時にはなるべく目立たないようにするとともに、常に周囲を警戒する。
○スマートフォンも狙われやすいので、人目に付く場所で取り出したり、歩きながら使用したりしない。
○ホテルでは、在室中であっても押し込みや強盗等の被害に遭わないよう施錠を徹底する。
○夜間の外出は強盗や性犯罪の被害に遭う危険性が高くなるため、一人歩きやひと気のない場所への立ち入りは極力避け、肌を著しく露出する服装は避ける。
○日没後の海岸などは、薬物中毒者が徘徊していることが多いので、安易に近寄らない。

3 テロ・誘拐
 テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_293.html )をご覧ください。


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