=-=-=-=-=-=-=-= セントクリストファー・ネービス =-=-=-=-=-=-=-=
● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況 (1)概況 セントクリストファー・ネービスは人口約5万3千人の小さな島国です。観光立国であり、治安当局も外国人観光客が被害に遭わないよう、観光エリアを中心とした治安維持やパトロールに注力しています。主要なリゾート地や観光エリアの治安は概ね安定していますが、一般的な都市と同様、状況や場所に応じた基本的な防犯意識は不可欠です。 (2)犯罪統計と治安の変動 現地警察当局(Royal St. Christopher and Nevis Police Force)の統計および発表によると、近年取り組まれている包括的な犯罪抑止対策(社会的要因に対する取組等)の効果により、国内の殺人事件数は減少傾向がみられ、治安状況は改善傾向にあります。 一方で、首都バセテール市街地などを中心に、一部のグループ(ギャング)間の対立に起因するとみられる銃器を使用した犯罪や、海外からの違法銃器の流入(密輸等)といった特有の課題は依然として存在しています。外国人観光客が直接こうした抗争の標的となる事例は限定的ですが、不特定多数が集まる商業地域や夜間のひと気のない場所等において、偶発的な事件や強盗などの一般犯罪に巻き込まれる可能性は否定できません。日頃から最新の安全情報の収集に努め、夜間の不要不急の外出を避けるなど、基本的な防犯対策を徹底してください。 (3)違法薬物と一般犯罪 大麻の取り扱いについて、セントクリストファー・ネービスでは国内法に基づき、一定量以下(大麻56グラム以下、大麻樹脂15グラム以下)の所持や私的使用について非犯罪化措置がとられていますが、これは全面的な「合法化」を意味するものではありません。公共の場所での使用や商業的な無許可栽培・流通は依然として処罰の対象となります。なお、日本国籍者が海外で大麻を所持・購入等することは、日本の法令(国外犯規定)の適用対象となる可能性があるため、決して手を出さないでください。 また、大型クルーズ船の寄港時など、一時的に観光客が密集するエリアやビーチ周辺では、旅行者の隙を狙った置き引きやひったくり、空き巣(ホテルの客室荒らし)等の報告があります。周囲への警戒を怠らず、貴重品の管理には十分注意してください。 2 防犯対策 (1) 安全のための3原則(行動指針) 犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」という心構えが何よりも重要です。日頃から最新の治安情報を収集し、危険な場所には近づかず、多額の現金や貴重品は持ち歩かないことを徹底してください。特に「目立たない」「用心を怠らない」「行動を読まれない」の原則を常に意識してください。 (2) ビーチ・屋外での防犯と貴重品管理 ビーチや観光地では、旅行者の隙を狙ったひったくりや置き引きに十分な注意が必要です。海辺で楽しむ際は、貴重品を砂浜に放置せず、必ず肌身離さず持ち歩いてください。防水バッグ等を活用し、身につけたまま行動するなどの対策が有効です。また、リゾート地であっても油断せず、常に防犯意識を持って行動してください。 (3) 車両・交通機関利用時の防犯 車両での移動や駐車時にも注意が必要です。乗車前は必ず付近に不審者がいないか確認し、乗車後は速やかにドアをロックしてください。高級腕時計や宝石類、カメラ、スマートフォンなどは強盗等の標的になりやすいため、車外から見える位置に放置せず、外出時にはなるべく目立たないようにするとともに、常に周囲を警戒してください。 (4) 銃器犯罪への対処 銃器を使用した事件に遭遇した場合は、絶対に抵抗しないでください。万が一、銃声を聞いたり、銃撃事件の現場に遭遇したりした際は、直ちにその場から離れて避難し、近くの頑丈な建物や物陰に身を隠したまま待機するなど、自身の安全確保を最優先としてください。決して無理に立ち向かったり、現場の様子を確認しようと近づいたりせず、安全が確認されるまで身を隠したまま待機してください。警察等への通報は、安全が確保された後に行ってください。 (5) 危険地域への立ち入り制限 首都バセテールの繁華街の裏通りや、日没後のひと気のない海岸、街灯の少ない地域などについては、犯罪事案の発生や銃器を使用した犯罪のリスクを排除できないため、治安上注意を要する地域として認識されています。こうした地域について、現地では「正当な理由がない限り立ち寄らない」のが安全対策の基本とされています。やむを得ず立ち入る必要がある場合でも、以下の点に留意してください。 ア 日中の時間帯に限定する: 夜間の立ち入りは避け、明るく人通りの多い時間帯に行動してください。 イ 用件を迅速に済ませる: 長居はせず、目的の用件を済ませたら速やかにその場を離れるようにしてください。 ウ 夜間・閑散時の回避: 日没後の海岸や夜間のひと気のないビーチなどは、不審者が集まる場合があるため、安易に近寄らず、夜間の立ち入りは絶対に避けてください。 3 テロ・誘拐 テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_291.html )をご覧ください。 4 安全の手引き 在バルバドス日本国大使館作成の「安全の手引き」等をご参照いただき、常に最新情報の入手に努めてください。
○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当) 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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