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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
(1)ドミニカ国(注:同じカリブ海地域の「ドミニカ共和国」とは別の国で、英語では「the Commonwealth of Dominica」)は、人口約7万2千人の国で、カリブ地域の中では比較的治安が良いとのイメージを持たれています。しかしながら、2022年には殺人事件が17件発生し、人口10万人あたりの殺人発生件数は日本の34倍に上ります。
(2)2017年9月に大型ハリケーンにより国中のインフラが壊滅的な打撃をうけた際には、スーパーや小売店舗への略奪行為が頻発するなど、治安が大幅に悪化しました。現在ではインフラの復旧も進み、略奪行為等も収まっていますが、ハリケーン前に比べると犯罪件数は増加傾向にあります。
(3)違法薬物や銃器の蔓延、密入国や人身売買など組織的な犯罪も顕在化しており、治安当局は取締りに力を入れています。
2 防犯対策
(1)犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、最新の治安情報収集に努める、危険な場所には近づかない、多額の現金・貴重品は持ち歩かない、見知らぬ人物を安易に信用せずに警戒するなど、常に防犯を意識した行動をとることが重要です。
(2)性犯罪と住居侵入(空き巣やホテルの部屋荒らしなど)の発生率は、カリブ地域の中でも非常に高く、滞在においては十分な対策を講じる必要があります。
なお、肌を著しく露出する服装は、性犯罪を誘発する可能性がありますので、避けてください。
3 外国人の被害例
(1)観光地では、外国人観光客が犯罪の標的となる可能性が高く、十分な注意が必要です。近年、日本人の被害は報告されていませんが、欧米人などの旅行者が、強盗や窃盗などの被害に遭ったり、路上でのトラブルなどに巻き込まれたりする事例が報告されています。
(2)ドミニカ国の人々は、気さくで友好的な気質の人が多く、外国人を見ると気軽に話しかけてくる場合もありますが、それによるトラブルも発生しています。過去には、良いレストランに案内するなどと声を掛けられ、後に案内料を要求される事案なども発生しています。
4 テロ・誘拐
テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_289.html )をご覧ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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