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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
グアム警察によると、グアム島内における犯罪認知件数は15,732件(2022年、グアム警察発表)で、全犯罪認知件数のうち約4割にあたる6,596件が財産犯罪(窃盗等)です。また、拳銃を使用した殺人や強盗事件、刃物使用による傷害事件、性犯罪など凶悪事件も多く発生しており、日本に比べ犯罪に巻き込まれる可能性は高いと言えます。
また、グアムは観光地であるため、観光客を狙った犯罪が多く、実際に日本人旅行者が被害に遭う事例も複数発生しています。特にビーチでの置き引き、通称ホテルロード(大通り)や人通りの少ない路地での強盗やひったくり、駐車場などでの車上ねらい事件には注意が必要です。
2 日本人の被害事例
過去に発生した日本人の主な犯罪被害例は以下のとおりです。旅行者のみならず、駐在員の被害も散見されます。
○ビーチ、展望台、ショッピングセンターなどの駐車場に車両を駐車中、窓ガラスを割られて車内の荷物を盗まれた。
○グアム北部のリティディアンビーチに向かう途中、突然ジャングルから銃を持った男が現れ、車を奪われた。
○深夜、ホテル近くの路上を歩行中、車に乗った2人組の男にバッグをひったくられた。
○深夜、タモンビーチで通りすがりの男に荷物を盗まれたため追いかけたところ、殴る蹴るの暴行を受けた。
○ビーチに貴重品の入ったバッグを置いて遊んでいたところ、バッグごと盗まれる置き引きの被害に遭った。
○グアム南部を観光中、現地の男に家まで送ってほしいと頼まれ、送る途中で暴行を受け車とバッグを強奪された。
3 防犯対策
グアムでは観光客を狙った犯罪が多く発生しています。南国のリゾート地で気持ちが解放的になりがちですが、日本とは治安情勢が大きく異なることをよく認識し、注意を怠らないようにしましょう。具体的な防犯対策は以下のとおりです。なお、在ハガッニャ日本国総領事館がグアムに在留する日本人向けに作成した「安全の手引き」にも防犯対策や緊急事態対策を記載していますので、該当箇所をご参照ください。https://www.hagatna.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzen-tebiki.html
(1)多額の現金やパスポート等の貴重品は可能な限り持ち歩かず、ホテルのセキュリティボックスを適切に利用するなど、盗難・紛失防止に努める(携帯電話でパスポートの人定事項ページを撮影・保存するか、コピーを持ち歩くことを推奨)。やむを得ず多額の現金を持ち歩く場合は分散して携帯する。
(2)車から手を出してショルダーバッグやハンドバッグをひったくる手口が散見されるので、路上を歩く際は、車道側に荷物を持たない。
(3)深夜は強盗などの犯罪に巻き込まれる可能性が高いことから、できるだけ外出を避ける(2024年1月4日夜間、ガンビーチ付近で韓国人旅行者が射殺されて金品を奪われる強盗殺人事件が発生)。昼間であっても、人気のない場所や路地には近づかない。
(4)万が一、強盗やひったくりの被害に遭った場合、拳銃や刃物で重大な結果を招く恐れがあるので決して抵抗や犯人の追跡はしない。犯人が立ち去った後で警察に通報する。
(5)観光や買い物のために車を離れるときは短時間であっても必ず施錠し、車内に貴重品を含む荷物等を残さない。
(6)見知らぬ人に話しかけられても安易に応対したり、一緒に行動したりしない。
4 テロ対策
グアムのテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢をご確認ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_224.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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