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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
 北マリアナ諸島、特に観光客が集中するサイパン島では、観光客を狙ったひったくり、置き引き、車上荒らし等の一般犯罪が散発しているほか、一般住宅、商店、レストランやゲーム場を狙った強盗事件も発生しています。特に、夜間時間帯に女性を狙った強盗や窃盗被害が確認されていることから、女性が日没後に徒歩で移動することはできるだけ避け、外出する際は細心の注意を払うことが必要です。観光客等で人通りの最も多いサイパン島ガラパン地区周辺においても、ひと気が少なく、街灯の暗いあるいは街灯のない場所もありますので、注意が必要です。

2 日本人の主な犯罪被害例
 直近1年以内に日本人が重大な犯罪被害に遭った事案は発生していませんが、ひったくり、車上荒らし等の被害が確認されています。過去に発生した日本人の主な犯罪被害例は以下のとおりです。
(1)旅行者
○サイパン島中部ガラパン地区の北マリアナ博物館敷地内で、邦人女性が散策中、背後から男性に首を絞められ、壁・地面に顔を叩きつけられ意識を失ったが、意識を取り戻した際、所持品が散乱しており、財布が盗まれていた。
○サイパン島ススペビーチの公園で、邦人観光客が車を停めた直後、何者かが車中からハンドバッグを盗み逃走した。

(2)長期滞在者
○サイパン島北部アスマトゥイス地区の邦人宅で、キッチンの窓から何者かが侵入し、旅券、現金、タブレット、パソコン4台、携帯電話が盗まれた。
○サイパン島中部ガロライ地区のアパート駐車場で、邦人女性が背後から近づいて来た男に携帯電話、クレジットカード、財布、旅券等が入ったバッグを奪い取られた。男がバッグをつかんだ際、バッグにしがみついた被害者は地面に倒れ、軽傷を負った。
○サイパン島北部キャピタルヒル地区の邦人宅で、窓から何者かが侵入し、財布、身分証明書、デビットカード、自宅および車の鍵等が盗まれた。

3 防犯対策
 犯罪被害に遭わないための防犯対策は以下のとおりです。
(1)多額の現金や貴重品は可能な限り持ち歩かない。やむを得ず持ち歩く場合は分散して所持する。

(2)近づいてきた車から手を出してショルダーバッグやハンドバッグをひったくる手口が散見されるので、路上を歩く際は車道側に荷物を持たない。特に夜間の走行車には注意が必要。万が一被害に遭った場合は車のナンバーや特徴をよく覚えておき、警察に通報する。
 ひったくり被害に遭った場合、身体に及ぶ二次的災害を避けるためにも、抵抗したり、追いかけたりしないようにする。

(3)ひと気のない場所や夜の海岸は、犯罪に巻き込まれる可能性が高いので避ける。また、できるだけ単独行動は避け、特に女性のみの夜間の外出は控える。

(4)観光や買い物のために車を離れるときは短時間であっても必ず施錠し、車内に貴重品を含む荷物等を残さない。

(5)見知らぬ人に話しかけられても安易に応対したり、一緒に行動したりしない。

4 テロ対策
 北マリアナ諸島におけるテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢をご確認ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_223.html

5 北マリアナ諸島における安全の手引き
 在サイパン領事事務所が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」もご参照ください。(https://www.hagatna.us.emb-japan.go.jp/saipan/20240108.pdf


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