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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪統計(2024年)
リトアニア内務省の発表によると、2024年の犯罪総件数は47,126件であり、2023年に比べると、1,945件増加しました。
日本とリトアニアの犯罪発生件数を比較すると、2023年の犯罪発生件数(人口10万人あたり)は日本の約3倍となっています。日本に比べて特に殺人、強盗、強制性交等の凶悪犯罪の発生件数が非常に多くなっています。
また、2024年の外国人の被害件数は1,194件に上り、2023年と比べると、46件増加しています。外国人の被害の多くは、盗難および詐欺被害です。また、薬物事案に巻き込まれるケースも確認されています。
2 犯罪発生状況
○首都ビリニュス市内および観光地シャウレイにおいて、観光客をねらったスリが発生しています(日本人被害)。
○ビリニュス駅およびバスターミナルでは、観光客をねらった置き引き事件が発生しています(日本人被害)。
○ホテルや民泊アパートにおいて部屋の施錠を忘れて退出した際、室内に置いていた荷物が盗まれる被害が発生しています(日本人被害)。
○カフェやレストランにおいて、財布や鞄が盗まれる被害が発生しています。
○銀行職員や政府関係者になりすました者からの詐欺被害が発生しています(カードの暗証番号を聞き出す)。
○ナイトクラブなどの夜の飲食店で、薬物(覚醒剤、麻薬、違法ドラッグ)の取引が行われています(薬物を希釈し電子タバコ用のリキッドとして取引するケースが特に多い)。
3 防犯のための注意事項
上記1および2の状況を踏まえ、被害に遭わないための対策が必要です。
(1)基本的な防犯対策
犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」との心構えを持って、最新の治安情報の収集に努める、危険な場所には近づかない、多額の現金・貴重品は持ち歩かない、居室内を含め常に貴重品の管理には気をつける、見知らぬ人物を安易に信用しないなど、不測の事態に巻き込まれないよう常に防犯を意識した行動をとることが大切です。
(2)具体的な防犯対策
○ビリニュス旧市街、ビリニュス駅、観光地を歩く際には、スリ、ひったくり、置き引き等に注意が必
要です。特に、カメラやスマートフォンなど貴重品等の所持品には、注意を払ってください。また人通りが少ない時間帯や場所の通行を避けるよう心掛けてください。なお、観光地である「夜明けの門」付近にいる物乞いに金銭を与える行為は違法ですので、注意してください。
○レストラン、カフェ(特に夏場のオープン・カフェ)、バー等では、置き引きに注意してください。ま
た、支払いに際し、財布の中身を他人に見られないよう注意してください。
○バス、トロリーバスおよびタクシーが主な公共交通機関ですが、バスやトロリーバスでは、スリ
被害に遭わないよう所持品には十分注意してください。
タクシーは、アプリを通じて呼ぶことをおすすめします。
○散発的にデモや集会が開催されています。トラブル防止の観点から、不用意にデモや集会に近づかず、遭遇した場合は、速やかにその場を離れてください。
○見知らぬ人物を安易に信用せず、常に警戒を怠らないでください(不用意に見知らぬ人物と親
しくならない、連絡先を交換しない、不審なサイト(SNS)を閲覧しないなど)。
○飲酒に絡む各種事案(殺人、強盗、傷害、窃盗、薬物、交通事故、ぼったくり、各種トラブル)が多発しており、羽目を外すことなく、節度ある飲酒を心懸けてください。
4 テロ・誘拐
リトアニアのテロ・誘拐については、以下のテロ・誘拐情勢(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_192.html )のサイトをご確認ください。
※在留邦人向け安全の手引き
在リトアニア日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.lt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryouji_tebiki.html )もご参照ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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