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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 一般治安情勢及び防犯対策
セーシェルは、他のアフリカ諸国と比べ治安は落ち着いており、凶悪犯罪の発生は少ない一方、窃盗、暴行、侵入盗等の一般犯罪は発生していますので(注1)、注意が必要です。夕方5時以降は多くの店が閉まり人通りも少なくなる上、街灯もまばらになりますので、夜の一人歩きは避けてください。また、近年は若年層を中心に違法薬物の使用が社会問題となっており(注2)、警察も取り締まりを強化しているため、不審な人物には不用意に近寄らないようにしてください。
その他詳細は、在セーシェル日本大使館が在留邦人および旅行者向けに作成した「安全の手引き(https://www.sc.emb-japan.go.jp/files/100448873.pdf )」をご確認ください。
(注1)2023年6月から2024年6月までの一般犯罪件数について、件数が最も多い犯罪順に、窃盗1,404件、暴行1,047件、侵入盗686件、放火456件(セーシェル国家統計局)。
(注2)2023年6月から2024年6月までの薬物事案件数は1,095件(セーシェル国家統計局)。セーシェル人の成人の約10%が麻薬、コカイン、ヘロイン等に依存。
2 テロ・誘拐
現時点でテロ組織や反政府組織の活動は確認されていませんが、テロ事件は欧米やアジア、アフリカなど世界中で発生しています。近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発しているほか、昨今のガザ情勢を受けてテロの脅威が世界各地で高まる可能性があります。テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
3 近年発生した主な事案
近年、セーシェルでは以下の事案(事件・事故、その他不審な事案)が発生していますので、注意してください。
(1)2024年10月18日夜、マヘ島内商業港の敷地内で火災が発生。19日未明まで消火活動が行われ、付近のガソリンスタンド前から一時立ち入りが閉鎖。原因不明。
(2)2024年4月から、マヘ島内の小中学校、国民議会や最高裁判所、空港等で、化学物質系の気体の異臭事件が5件以上発生(児童等が呼吸不全や頭痛等の体調不良)。警察は事件として捜査中。
(3)2024年3月、外国籍の在留外国人女性3名がマヘ島コポリア・トレイルで強盗被害。
(4)2023年12月7日未明、マヘ島プロビデンス地区で建設会社の爆薬庫の爆薬が爆発。マヘ島北部での大雨による洪水被害も受け、ラムカラワン大統領が非常事態宣言を発出。爆発により建設会社の本社が壊滅し、周辺に13メートルのクレーターができ、178名が負傷した。爆発の衝撃で近隣地域の住宅や建物の窓や屋根等が破壊されたほか、マヘ島国際空港の施設も損傷を受けた。警察は事件として捜査中。
(5)その他、交通事故や水難事故等
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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