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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 近年の犯罪発生状況
 サモアでは2013年頃から、定職に就いていない若年層が農村部から首都アピア市に移動してきていることに伴い、都市部で治安が悪化しており、この傾向は現在も続いています。
 主な犯罪としてあげられるのは、外国人宅を狙った空き巣、車上荒らし、大麻や覚醒剤等の薬物常習者による傷害事件、飲酒に伴うトラブル等です。
 麻薬犯罪については、米国、ニュージーランドやオーストラリアなどで国外退去となって帰国したサモア人が違法薬物の密輸、販売に関わっているとみられており、アピア市内のフィッシュマーケットやフガレイ市場等といった身近な場所でも摘発事例があるため、注意が必要です。

2 最近の犯罪事例
 主な犯罪事例は以下のとおりです。
(1)日曜日の午後、アピア市街地を歩いていた子供連れの外国人観光客が暴行を受け、カバンを強奪された。
(2)車の助手席の窓を開けたままアピア市街地を運転し、信号待ちをしていたところ、車道脇を歩いてきた子供が突然助手席の窓から手を突っ込み、助手席に置いていた荷物を奪い逃走した。
(3)アピア市内の高級ホテルの駐車場に、夜間、車を駐車していたところ、車上荒らしに遭った。
(4)外国人観光客が利用するリゾートホテルで、部屋の鍵を壊されて部屋の中に置いていた貴重品が盗まれた。
(5)アピア市内のバーで座席の脇に置いていたカバンを置き引きされた。
(6)外国人(日本人を含む)住居に侵入され、盗難被害に遭った。
(7)アピア市内で、帰宅時に女性が強制わいせつ被害に遭った。
(8)ナイトクラブにおいて、飲酒や麻薬を使用したとみられる若者から暴行を受けた。

3 防犯対策
(1)貴重品や多額の現金はできる限り持ち歩かない。旅券(パスポート)と現金は同じ場所に所持しない。
(2)観光地、市場、空港等、人が大勢集まる場所やバス乗車中はスリに注意する。
(3)深夜のディスコやナイトクラブへの出入りや、夜間の独り歩き、女性独りでのタクシー利用は極力避ける。また、昼間であってもひと気のない場所に一人で出かけることは極力控える。
(4)ホテル、空港、土産物店等の人の多い場所で買い物をする際は、携行品から目を離さない。レストラン等で食事中や中座する際も携行品を必ず所持し、置き引きには十分注意する。
(5)住居への侵入を防ぐための防犯対策(ダブルロック、鉄格子、人感ライトおよび防犯カメラの設置、警備員の配置等)を行う。また、年末年始や夏休み等の長期不在時を狙った犯行が特に多いため、長期にわたり自宅を留守にする場合には、不在であることを悟られないようにするとともに、信頼のおける友人、知人、大家等に定期的な管理を依頼する等の対策を行う。

4 テロ・誘拐情勢
 サモアのテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_073.html )をご確認ください。

※ 在留邦人向け安全の手引き
 在サモア日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.ws.emb-japan.go.jp/files/100197504.pdf )もご参照ください。


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