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セントルシア

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● 滞在時の留意事項

 セントルシアにおいて、パスポートを紛失したり、盗難被害に遭った場合、同国には日本大使館等の在外公館がないため手続きに時間を要し、予定どおり出国できない可能性がありますので、パスポートの紛失等には十分ご注意ください。

1 各種取締法規
(1)違法薬物関連
 違法薬物の所持や使用は違法であり、違反者には重い刑罰が科せられます。2021年9月に最大30グラムまでの大麻所持が非犯罪化されていますが、大麻が合法の国での利用であっても、日本の法令の規定上処罰の対象となる可能性があります。決して大麻に手を出さないでください。特に、旅行者が知らぬ間に違法薬物の運び屋にされるケースも報告されていますので、見知らぬ人から荷物を預かったり、他人に荷物を預けない、また荷物から目を離したりしないように注意してください。
 また、当局が取り締まりを強化しているため、入国時の税関検査にてスーツケース等の開披検査を求められることもあります。違法薬物を持っていなくても検査を拒否すれば「怪しい」と判断され余計に時間がかかることになります。係官の指示には従うようにしてください。

(2)不法就労
 外国人が就労するには、許可を取得する必要があります。不法就労は、罰金、懲役、強制送還の対象となります。

(3)写真撮影
 空港および政府施設は撮影禁止です。

2 交通事情
(1)交通手段
 島内の交通手段として、ミニバスとタクシーがあります。いずれも安全な公共交通手段とされていますが、最近は車内強盗なども発生していますので、空港やホテルなどで手配する等、信頼できるタクシーの利用をおすすめします。
タクシー料金は政府規定の定額料金となっています。乗車前に目的地までの料金および提示された額がECドルか米ドルかを確認することをおすすめします。

(2)運転免許証
 セントルシアでは、日本の運転免許証、あるいは国際運転免許証をそのまま使用して車を運転することは出来ません。車を運転するにはセントルシアの運転免許証(Temporary License)が必要ですが、日本の運転免許証、あるいは国際運転免許証に加え、パスポートサイズの写真を提示すれば、空港、警察署または一部のレンタカー会社でセントルシアの運転免許証を作成することができます。

(3)道路事情
 車は日本と同じく左側通行です。平地が少ないため起伏やカーブが多く、舗装状態も悪いので、運転には十分注意してください。万一に備えて、交通事故損害保険に加入することをおすすめします。

3 自然災害
 カリブ地域では、ハリケーンによる災害が度々報告されています。特に6月から年末頃にかけてのハリケーンのシーズンに渡航される方は、テレビやラジオ、インターネットなどから最新の気象情報の収集に努め、ある程度長期間滞在する場合は水や非常食を常備しておくなどの対策を検討してください。

4 在留届
 セントルシアに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在トリニダード・トバゴ日本国大使館(セントルシアを兼轄)に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

5 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報等を日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、セントルシアで事件や事故、自然災害等が発生し、在トリニダード・トバゴ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。


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