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グレナダ

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● 滞在時の留意事項

 グレナダにおいて、パスポートを紛失した場合、同国には日本大使館等がないため手続きに時間を要し、予定通り出国できない可能性がありますので、パスポートの盗難や紛失等には十分ご注意ください。

1 各種取締法規
(1)違法薬物
 違法薬物の所持、使用、運搬などは違法であり、違反者には高額な罰金と懲役刑が科されます。治安当局は、薬物中毒者の蔓延を防止すべく、薬物犯罪の取締りを強化しているため、摘発者数も高い水準にあります。滞在中に見知らぬ人の荷物を預かったり、他人に荷物を預けたりすると、知らぬ間に違法薬物の運び屋に仕立てられる危険性がありますので、注意してください。また、最近では、日本人観光客がビーチで見知らぬ男から違法薬物を勧められたという報告もあります。勧められた場合はきっぱりと断り、絶対に興味本位で手を出さないようにしてください。

(2)不法就労
 外国人が就労するには、許可を取得する必要があります。不法就労は、罰金、懲役、強制送還の対象となります。

2 写真撮影の制限
 空港、警察および軍事施設などは撮影禁止です。

3 交通事情
(1)公共交通機関
 公共交通機関としては乗り合いバス(ミニバン)があり、比較的安価ですが、速度超過や無理な追越し、飲酒運転などの危険行為が珍しくなく、安心して利用できる乗り物とは言えません。タクシーは、空港を始め首都セントジョージズのタクシー乗り場でも利用できますが、中には法外な料金を要求する運転手もいますので、事前に観光案内所、ホテル等で料金の目安を確認しておくと安心です。

(2)運転免許証
 グレナダでは、当局の許可無しでは国際運転免許証をそのまま使用することはできません。国際運転免許証、自国の運転免許証およびパスポートを提示すれば、許可が受けられます。

(3)車の運転
 車両の通行は日本と同じ左側通行です。道路は起伏やカーブが多いことに加え、大きな穴が放置されていることも多く、舗装整備が必ずしも行き届いているとは言えません。
 また、交通マナーも悪いため、運転には十分注意する必要があります。万一に備えて、交通事故損害保険に加入しておくことをおすすめします。

4 自然災害
 カリブ海地域では、ハリケーンや地震、津波などの自然災害に対する備えが必要です。グレナダは過去にハリケーンの襲来により甚大な被害を受けたことがあります。概ね6月から年末頃にかけては、ハリケーンシーズンとなります。テレビやラジオ、インターネットなどを通じて最新の気象情報の収集に努め、長期間の滞在が見込まれる場合は、水や非常食などを常備しておくなどの対策を検討してください。

5 在留届
 グレナダに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在トリニダード・トバゴ日本国大使館(グレナダを兼轄)に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

6 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報等を日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、グレナダで事件や事故、自然災害等が発生し、在トリニダード・トバゴ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。


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