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ナウル
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● 滞在時の留意事項
1 不法滞在等
観光等の目的で滞在許可を取得される方は、以下の事項に該当した場合、滞在許可取消あるいは不法滞在者として罰せられますのでご注意ください。
(1)入国管理局による事前の許可無しでの就労、商業活動、宗教活動およびその他の組織的な活動
(2)入国管理局による延長許可無しでの滞在期間の超過
2 立入り、撮影制限
内陸部に設置されている豪州の庇護希求者受入センターへの立入りや周囲での写真撮影などは厳しく制限されています。無用なトラブルを避けるため、興味本位で同センターへ立ち寄ることは控えてください。
3 水、物資等の不足
ナウルでは、多くの物資を輸入に頼っているため、生活必需品、食料、燃料等が不足することがあります。また、燃料不足や水不足のため、計画停電および断水などが発生することがありますので、渡航前には十分な情報収集に心掛けてください。
4 銀行、両替
ナウル国内には、豪州のBendigo銀行の支店があります。主要なホテルにはATMがありますが、故障等により稼動していないことがあります。また、ナウルの通貨は、豪ドルです。ナウル国内の一般的な両替所では他国通貨からの両替ができないうえ、クレジットカードやデビットカードは使用できないため、あらかじめ十分な額の現金(豪ドル)を用意しておく必要があります。
5 通行・レジャー等で注意が必要な地域
(1)島の中央部はリン鉱石の採掘跡が広がっており、場所によっては深さ十メートル以上の穴があり、大きな洞窟へとつながっていますので、この付近を歩く際は十分な注意が必要です。
(2)海岸線には尖塔状の岩が多く、また流れが速く波が高いところが多いので注意が必要です。アニバレ湾(Anibare Bay)等の安全な場所以外での遊泳やシュノーケリングは控えてください。また、近海にはサメが生息しており、サメに襲われる被害も報告されていますので十分な注意が必要です。
6 違法薬物
違法薬物の製造、輸出入、譲受渡および所持は、当国の法令により禁止されており、違反した場合には重い刑罰が科せられます。外国人であっても例外扱いは一切ありません。また、日本の法律による処罰の対象にもなります(大麻取締法第24条の8(国外犯処罰規定))。街中で売人らしき者から声をかけられても相手にしないほか、最寄りの警察署に通報してください。
7 各種取締法規
(1)就労許可
外国人が働くためには就労許可が必要です。不法就労が発覚した場合には、雇用者、被雇用者ともに厳罰が科せられます。
(2)政治活動
外国人の政治活動は厳に禁じられており、違反者に対しては滞在許可の取り消し、強制退去等の処分の可能性もあり得ます。
(3)賭博
賭博は法律で禁じられており、公営ギャンブルの類はありません。
8 交通事情
(1)交通機関
島内に公共交通機関やタクシーはなく、レンタカーも数が少ないため、車両による移動を予定している場合は、事前にホテル等で予約することをおすすめします。車両は良好な状態に整備されているものが少ないので、運転時には十分に注意してください。
(2)車の運転
自動車は日本と同じく左側走行です。交差点等はほとんど無く、信号機もありません。
(3)運転免許証
運転する際は、国際運転免許証かナウルの運転免許証を所持している必要があります。ナウルで国際運転免許証により運転ができるのは最長1か月であり、その期間を超えて運転する場合には、ナウルの運転免許証が必要になります。日本の運転免許証が確認でき、試験(英語)を受けて合格した後、発行手続きを行えば、通常当日中にナウルの運転免許証が発行されます(手数料は免許証の有効期間により、1年有効は15豪ドル、2年有効は30豪ドルとなります)。試験には日本の運転免許証およびパスポートをお持ちください。
9 通信
インターネット接続のためにDigicel社SIMカードの利用が可能ですが、通信速度はあまり速くはありません。
10 在留届
ナウルに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在フィジー日本国大使館(ナウルを兼轄)に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。
11 たびレジ
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報はナウルで事件や事故、自然災害等が発生し、在フィジー日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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