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ドミニカ共和国
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● 滞在時の留意事項
1 旅行制限
軍の施設を除いて旅行制限地域はありませんが、独立広場や国立霊廟等には静粛を保つために衛兵が立番していますので、騒ぐ等の迷惑行為は慎んでください。なお、霊廟、教会等にはショートパンツ、サンダル等の軽装では入れません。
2 写真撮影の制限
国境及び軍事施設は写真撮影禁止です。その他、礼拝堂等に禁止区域があるので、撮影前に確認してください。
3 各種取締法規
(1)麻薬
ドミニカ共和国における麻薬の取締りは大変厳しく、取締機関である麻薬取締局は陸・海・空軍や警察等と連携して、国内の各空港、港湾等で厳重な監視・検査・取締体制をとっています。麻薬の所持及び使用は厳禁で、少量の所持であっても禁固刑及び罰金が科せられます。持病の薬等を持参する際は麻薬と疑われないよう、なるべく薬品名がわかるような箱入りのまま携帯することをおすすめします。
(2)不法就労
出入国管理を強化しており、不法就労の取締りが一段と厳しくなっています。就労目的で入国する場合は事前に査証を取得する必要があります。
(3)賭博
政府公認のカジノや競馬、宝くじ等がありますが、違法賭博等に巻き込まれないよう十分注意してください。
(4)両替
空港内の銀行の出張所や、ホテル等で両替することができます。街中で声を掛けてくる不正両替商がいますが、法外な兌換レートや偽札を渡されるといったトラブルの原因となりますので注意が必要です。
4 交通事情
(1)交通法規
車は右側通行です。幹線道路には信号機がありますが、交通警察(DIGESETT)が配置されている時間帯は手信号が優先されます。また、制限速度は市内で35キロ、市外で60キロ、高速道路では100キロ(標識がある場合は標識に従う)ですが、制限速度を超過して走行する車が多いので注意が必要です。また、飲酒運転、反対車線の走行、無理な割り込み、方向指示器を使わない等交通ルールを守らない運転者が非常に多いため、運転する際は十分に注意してください。
(2)道路状況
幹線道路は概ね整備されていますが、路地に入ると路面の凸凹(でこぼこ)や、マンホールに蓋が無い等悪路が多いため、車の運転には注意が必要です。また、大量の雨が降った際、水はけの悪い場所では、冠水により通行できなくなる危険があります。信号機は、故障と頻繁な停電により機能していないこともある上、交差点では信号を無視して走行する車や横断する歩行者が多いので注意してください。高速道路でも凸凹等により道路状況が悪い場所もあり、高速走行中は小さな凸凹でも重大事故に繋がりますので、運転中は路面状況に十分注意しながら走行してください。また、高速道路でも逆走するバイクや不法なレース等をしている場合もあり注意が必要です。
(3)ハイチとの国境付近
国境付近では、ハイチ不法移民や密輸品・不正品の取締り強化のために検問等が行われており、身分証明書等の提示が求められることがありますので確実な携行をお願いします。また、ハイチに対しては、現在、危険情報「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」を発出していますので、いかなる目的であれ、渡航は止めてください。
5 デモ等
ドミニカ共和国では、停電、断水、道路等のインフラ改善や病院、学校などの公共施設の整備を求める抗議活動がしばしば発生します。暴力的な抗議に発展するケースは希ですが、今後も引き続き警戒が必要です。このようなデモ行為の一部は事前告知なしに突発的に発生するものもありますが、大規模デモ等は新聞、ニュース等で、いつ・どこで行われるかを事前に情報収集することが可能な場合もあります。
なお、いくつかの左翼団体や反政府組織は存在するものの、他の中南米諸国のように過激なゲリラ手法を採ることは現在確認されておりません。
6 在留届
ドミニカ共和国に3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在ドミニカ共和国日本国大使館に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。
7 たびレジ
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報をメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ドミニカ共和国で事件や事故、自然災害等が発生し、在ドミニカ共和国日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。
8 ハーグ条約
ドミニカ共和国は、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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