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エルサルバドル
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● 滞在時の留意事項
1 滞在時の各種届出
(1)外国人登録
6か月以上の滞在者は、エルサルバドル司法・公共治安省移民局外国人課で外国人登録を行う必要があります。登録には有効期間内のパスポート、警察証明無犯罪証明書(アポスティーユ付き)、健康診断書などが必要ですので、事前に同課に確認してください。外国人登録期間は1年間で、毎年更新する必要があります。また、出国に際しては、エルサルバドル国民と同様、当局からの出国許可を受ける必要があります。
(2)在留届
エルサルバドルに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在エルサルバドル日本国大使館に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。
(3)たびレジ
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、エルサルバドルで事件や事故、自然災害等が発生し、在エルサルバドル日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。
2 旅行制限
外国人に対する旅行制限はありません。
3 写真撮影の制限
軍事施設や軍人、警察施設などの撮影は禁止されています。
報道関係者が撮影を希望する場合は、職業などの身分を証明できるもの(記者証など)を大統領府に提出し、許可を取り付ける必要があります。
4 各種取締法規
(1)違法薬物
エルサルバドルは、コロンビアなどの生産地から米国、カリブ諸国、ヨーロッパなどへの違法薬物の密輸の中継地点の一つとなっており、厳しい取り締まり体制が敷かれています。
港湾、空港、国境、海岸線、主要幹線道路では、南米地域からの入国者を対象に、検査および取り締まりが強化されており、国家文民警察(PNC)が押収する違法薬物の量は年々増加しています。自分で気付かないうちに、麻薬犯罪に巻き込まれることがありますので、男女を問わず、現地で知り合った旅行者と一緒に旅行をする際にも、その旅行者の荷物を一時的にでも預かることはしない、誘われても怪しげな店や地域(旧市街地など)に出入りしない等十分注意してください。違法薬物の所持や使用により有罪となった場合1年〜10年の禁固刑、売買では10年〜20年の禁固刑が科されます。
(2)不法就労
無査証での就労は禁止されています。発覚した場合は、罰金の支払いおよび国外退去を命じられます。
(3)銃器
21歳以上のエルサルバドル国籍者およびエルサルバドルに在住する外国人は、法律に則した形で申請すれば銃器の所持が許可されますが、違法に所持した場合、罰金および最高10年の禁固刑が科されます。
5 交通事情
(1)道路事情と交通マナー
エルサルバドルの道路事情は悪く、道路標識の不整備に加え、場所により道路は陥没箇所が目立ち、加えて信号無視、無理な右左折、突然の車線変更、合図不履行、速度超過、飲酒運転等、運転者側の交通マナーも悪いことから、車両を運転する際は、常に防衛運転を心掛け、事故に巻き込まれないことが重要です。朝夕の通勤・通学時間帯は慢性的な渋滞が発生します。また、地方都市では街路灯の整備が進んでいないうえ、路上で家畜等が横たわっている等、夜間の走行には十分な注意が必要です。雨季(5月から10月頃)は、降雨の影響により排水があふれ、その結果マンホールの蓋が流されるケースがあり、首都圏においても道路の冠水、洪水が発生しやすくなっています。
(2)交通手段
ア バス
エルサルバドルには鉄道がなく、路線バスのみが唯一の公共交通機関となります。
全国各地でバスの運行が行われ、料金も安く日常の交通手段として活用されている反面、民間での運営となるため、他社より一人でも多く乗客を獲得するため、運転マナーが悪くなりがちです。
また、車両の整備不良等による事故も多く発生している他、車内やバス停では窃盗被害が多く発生していることから、可能な限り路線バスの使用は避けてください。
イ タクシー
路線バスに比べ、料金は割高になりますが、タクシー会社に連絡し迎車してもらうタクシーは比較的安心して利用できます。
なお、タクシーに料金メーターは装備されていませんので、タクシー会社に連絡する際、目的地、および目的地までの料金を確認してください。
更にタクシー乗車前に、運転手に目的地までの料金を再確認すれば、なお安心です。施設の前で客待ちをしているタクシーに乗る際も、運転手に目的地を伝え、予め料金の確認を行うように心掛けてください。また、アプリによる配車サービスも利用可能ですが、整備不良車両である場合が多いです。
エルサルバドルのタクシーの特徴
○車体が黄色である
○車体側面に白黒のチェッカーフラッグ模様の表示がある
○車体側面に登録番号が表示されている(さらにタクシー会社名がある)
ウ 自家用車
最も安心して利用できる交通手段ですが、運転する際は、車両強盗防止対策として常にドアをロックし、不用意に窓を開けないなどの注意が必要です。また、走行中の車両をパンクさせ、運転者が路肩に車を止めたのを見計らい、犯人が運転者に近づき金品を窃取するという事件も発生していることから、車両走行中に異変を感じたとしても、周囲の安全が確認できるまで車両を停止させないことも必要です。
6 ハーグ条約
エルサルバドルは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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