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トルクメニスタン

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● 滞在時の留意事項

1 在留届
 トルクメニスタンに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在トルクメニスタン日本国大使館に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
 この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

2 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、トルクメニスタンで事件や事故、自然災害等が発生し、在トルクメニスタン日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。
 
3 滞在登録
 トルクメニスタンに3労働日(土・日、トルクメニスタンの祝日を除く)以上滞在する場合には、滞在登録が必要です。滞在登録の手続きは、トルクメニスタン側の受入元(旅行会社、政府関係機関および企業等の滞在保証人)がトルクメニスタン国家移民庁に対して行うことから、入国後、受入元に確認してください。なお、滞在先が変わった場合には再度滞在登録を行う必要がありますので注意してください。

4 旅券の携帯
 トルクメニスタンでは、滞在する外国人に旅券の常時携帯を義務付けていることから、外出時には必ず旅券を携帯してください。ただし、旅券の盗難・紛失には十分注意してください。また、万が一に備え旅券のコピーをとっておいてください。

5 国境地帯の制限区域への渡航
 トルクメニスタンでは、一部の国境地帯に滞在制限区域が設定されています。
 国境地帯の制限区域内での滞在を計画されている方は、トルクメニスタン国家移民庁に詳細を確認の上、所定の許可を得た上で滞在するようにしてください。

6 通貨・両替・支払い時の留意事項
(1)トルクメニスタンの通貨は「マナト」および補助通貨の「テンゲ」からなり、一部低額マナトでは硬貨も流通しています(1マナト=100テンゲ)。為替は固定レート(1米ドル=3.4913マナト)です。なお、汚れた米ドル紙幣の両替は拒否されることがありますので、両替時には新しい米ドル紙幣を用意しておくことをおすすめします。また、マナトから米ドルへの再両替は非常に困難ですので注意が必要です。
(2)国内では、マナトによる支払いが基本ですが、ホテルおよび一部の商店では米ドルでの支払いも可能です。この場合、店舗によって為替レートが異なる場合があります。
(3)クレジットカードは、一部のホテル以外ではほとんど利用できません。また、キャッシングはごく一部の銀行に限られていますので、入国時には米ドルの現金を準備しておくことをおすすめします。

7 交通事情
(1)トルクメニスタンは、日本が批准している道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)に加盟していないものの、日本で取得した国際運転免許証での車の運転は可能です。なお、日本の運転免許証はトルクメニスタンの運転免許証に切り替えが必要です。免許証とその翻訳を交通警察に提出し、トルクメニスタンの運転免許証を取得してください。
(2)トルクメニスタンは運転マナー、道路事情ともに日本とは異なりますので、事故に巻き込まれないように十分注意してください。
(3)郊外の道路状況は悪く、道路が陥没しているところ、標識や街灯、路側帯が少ないところがあります。特に夜間は、視界が著しく悪化するので、走行には十分注意が必要です。また、郊外はタクシーやバスの数も少ないので、計画的な交通手段の確保を心がけてください。
(4)トルクメニスタンでは、必ずしも歩行者優先ではありませんので、道路を横断する場合には細心の注意が必要です。現地人の中には、横断歩道のない場所を横断する人もいますが、このような行為は大変危険ですので決して真似することなく、道路を横断する際には必ず横断歩道、歩道橋、地下道などを利用して下さい。場合によっては、警察の取り締まりを受けることもあります。
(5)大規模行事が行われる際には、予告なく大規模な交通規制が行われる場合があります。交通規制に遭遇すると、長時間移動できなくなることもあります。特に、通過査証でトルクメニスタンに入国し、第三国に向かう場合には、日数に余裕を持った計画を立てるようにしてください。
(6)カスピ海を渡るフェリーは実際には貨物船であり、余裕がある際には乗船も可能です。しかし、トルクメンバシ港では船の空きを見つけるのに1週間ほどかかる可能性もありますので、査証期限が短い場合などにはおすすめできません。

8 各種取締法規
(1)写真撮影
 バザール(市場)、政府施設や軍施設、警察官の撮影は法律で禁止されているほか、事件事故等の写真・ビデオ撮影は慣習により禁忌とされています。むやみに撮影を行うと、警察にカメラ機器等を没収される可能性がありますので、撮影の可否等については事前にガイドなどに確認してください。
(2)違法薬物
 麻薬類の所持および使用は法令により厳しく禁じられていることから、絶対に関わらないようにしてください。

9 ハーグ条約
 トルクメニスタンは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

10 その他留意事項
 通信状況により、LINE、 Facebook、 X(旧Twitter)、WhatsApp等の一部アプリが使用できません。アプリによる連絡に頼らず、電話番号による連絡、もしくは電子メールなど、複数の連絡手段を確保するようにしてください。


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