=-=-=-=-=-=-=-=

ノルウェー

=-=-=-=-=-=-=-=
● 滞在時の留意事項

1 在留届
 ノルウェーに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在ノルウェー日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送によっても行うことができますので、大使館宛に送付してください。

2  たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ノルウェーで事件や事故、自然災害等が発生し、在ノルウェー日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

3 就労
 入国前に就労許可(滞在許可)を取得する必要があります。なお、不法就労に対しては取締りが厳しく、原則、違反した場合は国外退去処分になります。

4 ノルウェーに3ヶ月以上滞在する場合の届出
(1)滞在届
 ノルウェーに3か月以上滞在する場合には、入国後1週間以内に、住所地を管轄する警察署へ滞在届を行う必要があります。なお、通常、事前にApplication Portal (https://selfservice.udi.no/ )で予約する必要があります。
(2)住所登録
 滞在許可証(Oppholdskort/Residence Card)の交付後、住所地を管轄する税務署に改めて住所(ホテルの住所は不可)を登録する必要があります。税務署に登録後、ナショナルIDナンバー(Foedselsnummer)が交付されます(ナショナルIDナンバーは銀行口座開設、ノルウェー運転免許証への切換え等の際に必要となります)。

5 写真撮影の制限
 空港およびノルウェーの軍事施設周辺は写真撮影が禁止されています。標識で表示されていますので注意してください。

6 違法薬物
 麻薬の取締りは厳格に実施されています。

7 交通事情
(1)優先道路を除き、信号のない交差する道路(含むT字路)では、右側から進入(行)してくる車両に優先権があります。一方、環状十字路(ラウンドアバウト)内においては、先に環状十字路内に入っている車両に優先権があります。また、バス、路面電車の走っている道路ではバス、路面電車が優先します。歩行者、自転車は、車両の通行が途切れた場合など赤信号でも道路を横断するので、自動車を運転するときは注意が必要です。また、ここ数年、特にオスロ市内において、多くの人が電動キックスクーターを利用しています。電動キックスクーターと自動車や歩行者との事故が増えていますので、自動車を運転される際や道路横断の際は、電動キックスクーターの動向に注意してください。
(2)交通法規違反に対する罰則が強化され、警察の取締りも厳しくなっています。特に、飲酒運転の取締りは厳しく、罰金または運転免許停止となります。
(3)公共交通機関の車内では抜き打ちで無賃乗車の検査を行っています。切符を所持していない場合、または改札(刻印)をしていない切符を所持している場合は罰金を科せられますので、御注意ください(入り口や車内に改札機があります)。
(4)日本の自動車運転免許証からノルウェーの運転免許証への切換えは、ナショナルIDナンバー(Foedselsnummer)交付後1年以内に行う必要があります。
 なお、ノルウェーの運転免許証の切換えが終了しない場合、ノルウェー入国後3か月は日本の運転免許証とその翻訳文(在ノルウェー日本国大使館発行の運転免許証抜粋証明)または国際運転免許証を携行することにより、運転することができます。

8 観光時の留意事項
(1)フィヨルド、山岳観光
 フィヨルド、山岳観光スポットでは、ハイキングに適した所もありますが、トロルトゥンガ(邦訳名:トロルの舌)のように麓から10時間程かけて登山するような場所もあります。また、天候も変化しますので、フィヨルド、山岳観光の際には、十分な装備(服装、食料、水、防寒着、雨具、登山靴やハイキングに適した靴、登山用具等)を準備するなど、適切な装備を心がけください。
(2)オーロラ観光
 スノーモービルによるオーロラ観光では人身事故が発生していますので、ご注意ください。

9 子を連れた出国の際等の留意事項
(1)ノルウェーにおいては、親権を持つ親であっても、他の親権者の同意を得ずに子の居所を移動させること(親が日本へ帰国する際に子を同行する場合を含む)は、子を誘拐する行為として重大な刑事犯罪となる可能性がありますのでご注意ください。
(2)ノルウェーは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親が他方の親の監護権を侵害する形(他方の親の同意を得ない等)で、常居所地国であるハーグ条約締結国から他のハーグ条約締約国へ子を連れ去りまたは留置した場合には、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細は、こちらのページをご覧ください。
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html
(3)子供への暴力
 ノルウェーでは、子供個人の保護を優先する児童保護政策により、たとえしつけのためであっても子供への暴力は一切許されていません。


−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−