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● 滞在時の留意事項

1.埋没地雷
 西サハラ地域には,停戦前に埋設された地雷が現在も数多く残されています。市街地や幹線道路以外の場所では,地雷が埋設されていることから,同地域での行動範囲は市街地及び幹線道路上(危険レベル1(十分注意してください)の地域)のみにとどめ,それ以外の地域への立入りは止めてください。

2.誘拐事件
 現在までのところ,外国人を標的とした誘拐事件は確認されていませんが,同地域近隣国では,アル・カーイダ組織と関連性があるとされる「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ(AQIM)」による活動が活発化しており,複数の誘拐事件が発生しています。また,最近はISILに賛同するテログループが西サハラ地域においても摘発されており,モロッコ治安当局は,これらグループが特に国境周辺において,外国人を誘拐し,近隣国で活動するテログループに売り渡す可能性は否定できないとの見解を示しています。

3.防護壁(砂の壁)
 ポリサリオ戦線のゲリラ攻撃から防衛することを名目として,モロッコによって築かれた「砂の壁」と呼ばれる全長約2千kmに及ぶ防護壁が幹線道路から離れた内陸部に存在していますが,その周辺ではMINURSO及びモロッコ軍が駐留し,厳重な監視が行われています。2009年に同地域において,邦人旅行者が防護壁周辺を歩いていたところをモロッコ国境警備隊に拘束されるという事案が発生しており,どのような目的であれ,この地域への渡航は止めてください。
 また,2016年8月にモロッコ政府は西サハラ地域南部のガルガラト付近において密輸入と不正取引を一掃するためのオペレーションを実施したため,モロッコとポリサリオ戦線間で緊張が高まっています。2018年1月には,同地域を走行していた国際ラリーに参加中のレース用車両がポリサリオ戦線の武装グループによって通行を制止されました。

4.その他の留意事項
(1)外務省,在モロッコ日本国大使館,国際連合広報センター,現地関係機関等より最新の現地情報を入手するよう努めてください。
 また,旅券(パスポート)又は滞在許可証を常時携帯するとともに,特に夜間の外出については,現地の警察署やホテル等において地域情勢に関する十分な情報を収集し,安全確保に努めてください。
(2)群衆には近づかないようにし,たとえ小規模なものでもデモ等に遭遇した場合は,直ちにその場を離れてください。
(3)武力衝突やテロの危険以外でも,西サハラにおいては,外国人渡航者への監視が厳しく,2017年12月には,西サハラを訪問中の邦人がモロッコ当局により強制的に退去させられる事案が発生しており,危険レベル1(十分注意してください)の地域であっても不用意に近づかないことを強くお勧めします。
(4)現地に3か月以上滞在される方は,「在留届」の提出が義務付けられております。緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在モロッコ日本国大使館(西サハラを兼轄)に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在モロッコ日本国大使館まで送付してください。
(5)在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,西サハラで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在モロッコ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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