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● 滞在時の留意事項

1.滞在許可証
 90日を超える滞在の場合には,滞在先の警察署にて滞在許可証(CARTE DE SEJOUR)を取得する必要があります。この申請を行わないまま90日を超えて滞在する者は不法滞在者とみなされ,原則として強制退去処分が科せられます。また,就労を目的として滞在する場合についても,滞在許可証(就労)が必要となりますので,就業先の会社等に滞在許可証の取得について事前に確認しておくことが肝要です。

2.立ち入り制限
 イスラム教徒以外は,観光のために一部開放されている場合を除き,モスク(イスラム寺院)や霊廟への立入りを禁じられています。その他,特定の地域や施設への立入りについて警察官や憲兵から何らかの指示を受けた場合には,その指示に従ってください。

3.写真撮影の制限
 警察,空港,軍事施設,モスク内部,国境周辺等での写真撮影は禁止されています。
 また,モロッコ人の中には許可なく写真を撮られることを嫌う者もいるほか,観光客に写真を撮らせて法外な金額を執拗に要求する者もいます。無用なトラブルを避けるため,モロッコ人に対してむやみにカメラを向けないとともに,人物又はその所有物を撮影する場合には,撮影の可否やチップの金額などを事前に確認してください。

4. ドローンの使用禁止
(1)個人のドローンによる撮影や運搬等については,目的に関わらず,全ての使用が禁止されています。
(2)ドローンの所有を許可された企業については,文化・コミュニケーション省及び内務省に対して撮影場所及び日時を指定して撮影許可を申請しなければなりません。

5. 各種取締法規
(1)麻薬
 麻薬の製造,運搬,売買,所持,使用に関与した者には重い禁固刑及び罰金刑が科せられます。また,旅行者が麻薬の輸送,受渡し,隠蔽に利用される可能性がありますので,たとえ一時的であっても,決して他人の荷物を預かったり,荷物の受渡し役を引き受けたりしないでください。
(2)不法就労
 外国人がモロッコで就労する場合は,モロッコ労働省の労働許可を事前に取得する必要があります。許可なく就労した場合には,不法就労とみなされ,罰金刑又は国外退去処分が科せられます。
(3)治安維持
 反政府・反王室的な印刷物の配布や,公共物破壊を目的とした活動を行うと厳重に処罰されます。市街地の主要交差点及び高速道路上には警察官や憲兵が配置されており,さらに各市町村の出入口では警察官による検問が24時間体制で実施されていることもあるため,パスポート(又は滞在許可証)を常に携行してください。
(4)銃器
 銃器所持は禁止されています。
(5)売買春
 売買春は禁止されており,違反した場合には罰金刑及び禁固刑が科せられます。
(6)飲酒
 イスラム教徒以外の者の飲酒は認められており,外国人向けのレストランやバーなどでは飲酒が可能です。ただし,モロッコ人のほとんどがイスラム教徒であることに配慮し,アルコール類と分かる状態で持ち歩くことは避けてください。
なお,路上や電車内,海岸など公共の場での飲酒や泥酔状態は,外国人であっても禁止されています。違反した場合には罰金刑又は禁固刑が科せられます。
(7)宿泊
 婚前交渉が法律で禁じられているため,婚姻関係のない異性のモロッコ人との同室での宿泊を拒否されることがあります。また,これに違反した場合,警察に逮捕される可能性があります(日本人同士の男女であれば婚姻関係がなくても問題ありません)。
 また,パスポート(又は滞在許可証)を持たない者は宿泊を拒否されます。万一,パスポートの紛失,盗難に遭った場合には,その地域を管轄する警察署で盗難・紛失届出証明(Recepisse de Declaration de Vol / Perte)を取得し,その後,宿泊地の警察署で宿泊許可証(Le bon pour passer la nuit a l'hotel)を発行してもらう必要があります。併せて,在モロッコ日本国大使館に連絡の上,旅券又は帰国のための渡航書の作成手続きにつき,照会してください。

6.交通事情
(1)交通法規
 車両は右側通行で,交差点では右側からの進入車が優先です。制限速度は道路標識で示されますが,標識の表示にかかわらず,免許取得後1年間は時速90km以下の走行に制限されます。
(2)道路状況
 主要高速道路,幹線道路は比較的良い状態ですが,それ以外の道路状態は余り良くありません。特に,濡れた路面は滑りやすいため注意が必要です。なお,主要な交差点はロータリーとなっています。
(3)交通マナー
 日本と比較すると良いとは言えず,信号無視,無理な割り込みや追い越し,ウィンカーを出さない急な車線変更,スピード違反での走行などが日常的にみられます。状況を予測し周囲に配慮しながら運転するモロッコ人は限られますので,常に注意が必要です。
(4)歩行時の注意事項
 道路を横断する際には左右をよく確認してください。信号が設置されている場所でも,信号無視をする車両がいるため,必ず自分の眼で車両の状況を確認するよう心掛けてください。
(5)運転時の注意事項
 交差点では,青信号でも周囲の状況を確認しながら慎重に走行してください。歩行者,自転車,ミニオートバイはほとんど信号を守りません。また,歩行者が高速道路を横断したり,羊等の家畜が道を横切ることもあります。赤信号で停止中に急ぐ後続車からクラクションを鳴らされることもありますが,気にせず落ち着いて運転してください。
(6)ラマダン中の交通事情
 ラマダン期間中,イスラム教徒は日の出から日没までの間は,食べ物,水はもちろんタバコも吸えなくなりイライラしているドライバーが多くなります。この期間中,自動車の運転が更に荒くなり事故も多くなる傾向がありますので注意が必要です。日没時刻から一斉に食事を開始することから,日没直前は帰宅のため,多くのドライバーが車を猛スピードで運転しますので,この時間帯に外出する場合には特に注意してください。

7.在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,「在留届」の提出が義務付けられています。緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在モロッコ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(オンライン在留届,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在モロッコ日本国大使館まで送付してください。

8.「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は,滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は,モロッコで事件や事故,自然災害等が発生した際に,在モロッコ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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