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ギニア

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● 滞在時の留意事項

1 在留届
 ギニアに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在ギニア日本国大使館に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
 この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

2 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ギニアで事件や事故、自然災害等が発生し、在ギニア日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

3 旅行制限
 外国人に対する国内旅行制限は特にありませんが、路上検問が各地で行われています。治安当局は特にカルーム地区の警備体制を強化しており、カルーム地区内や11月8日橋付近における夜間の検問などで日本人が治安当局となる事例が発生しています。移動の際には、旅券などの身分証明書を常に携行するようにしてください(旅券の紛失には十分注意してください。)。

4 写真撮影の制限
 政府関係施設(庁舎、軍兵舎等)および公共施設(港湾、空港等)の写真撮影は禁止されています。市街地を撮影する場合でも公共施設が多いため注意する必要があります。カメラを所持している人物に対しては、私服警官により職務質問が行われる可能性もあります。

5 ハーグ条約
 ギニアは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で、子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細は次のページをご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

6 各種取締法規等
(1)違法薬物
 ギニアにおいて、麻薬をはじめとする違法薬物の所持および売買は、その種類を問わず固く禁止されています。違反者に対しては罰金または禁固刑が科されます。
(2)不法就労
 外国人が就労する場合は、労働局において、契約書(規定のフォーム)等必要書類を提出し、就労許可証を取得しなければなりません。この手続きを踏まない場合は、不法就労者として国外退去が命じられます。
(3)政治活動
 言論・出版・集会・結社等による政治活動には規制があり、完全に自由な活動が認められてはいないことから、外国人が政治活動を行うことは慎むべきと思われます。外国の新聞・雑誌の発禁措置が取られることもあります。
(4)銃器
 街中では、自動小銃を所持した軍人の姿が見られます。一般人による銃器の携帯は、狩猟及び護身用に申請されたもの以外は許可されていませんが、闇市場で流通しているため、銃を用いた犯罪も発生しています。
(5)検問
 治安維持の観点から、毎日午後11時頃から市内、郊外の交通の要所において、軍や警察等による検問が行われています。外国人に対して不当に金品を要求するケースも報告されていますので、可能な限り夜間の外出は避けてください。

7 交通事情
(1)交通規則等
 車の通行は右側通行です。コナクリ市内でも信号が少ないため、大きな交差点等では混雑時に警察官が交通整理をしています。時間帯により、一方通行となる道路や進入禁止となる道路がありますが、道路標識が十分に設置されているとはいえず、簡易なバリケードを設置するのみであるため、交通ルールが遵守されない傾向にあります。
 なお、交通違反の取締りにあたり、特に外国人が乗る車は取締りの対象になりやすく、不当に金品を要求される場合もありますので、遮光シートを貼る等、車内の様子が見えないように工夫することも一案です。
(2)運転する際の注意事項
 道路事情は悪く、道に穴があいている、障害物が道を塞いでいる、側溝に蓋がされていない、街灯が無いなどの状況がみられるため、夜間及び降雨時に運転する際は特段の注意が必要です。交通量は多く、特に朝夕は混雑が激しくなり渋滞が発生します。
 運転マナーは悪く、特に無理な追い越し、意味のない車線変更、小道からの飛び出し、タクシーの急停車・急発進が目立ち、制限速度以上に速度を上げている車も散見されます。歩行者は、横断歩道が無いことや渋滞のため道路横断に時間がかかることなどから、車が途切れた僅かな瞬間(車間距離を空けて走行している際は特に)に、急に飛び出してくることが多くあります。
 また、週末には道路上でサッカーをしたり、結婚式、宗教的行事等が行われることも多くあります。これらに遭遇した際に、クラクションを鳴らして無理に通行しようとすると、集団が暴徒化して襲われる可能性がありますので、迂回する等注意してください。
(3)公共交通機関
 市内の主要交通手段はバス、タクシーですが、運転が荒く車両の整備状態も悪いことにより、故障、事故が多発しているため、安全上の観点から、利用する際には十分注意してください。


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