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パプアニューギニア

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● 滞在時の留意事項

1 滞在時の各種届出
(1)在留届
 PNGに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて、在パプアニューギニア日本国大使館に「在留届」を提出してください。日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。
 この他、住所その他届出事項に変更が生じたときは「変更届」を、日本への帰国や他国に転居する際には「帰国・転出届」を、在留届電子届出システムを通じて必ず提出してください。

(2)たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、PNGで事件や事故、自然災害等が発生し、在パプアニューギニア日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

2 旅行制限
 西パプア(イリアンジャヤ)難民キャンプ(インドネシアとの国境付近)、および軍事施設は、原則として立入りが禁止されています。

3 写真撮影の制限
 開会中の国会、州議会、開廷中の裁判所法廷は写真撮影が禁止されています。なお、人を無断で撮影することは、トラブルになる可能性もあるので注意が必要です。

4 各種取締法規
(1)麻薬
 治安当局は、麻薬の取締りを強化しています。麻薬の所持、製造、輸出入および譲渡が発覚した場合は、禁固2年以上が科せられます。
(2)不法就労
 外国人がPNGで就労するためには、ワーク・パーミット(就労許可)の取得が必要です。不法就労の事実が発覚した場合は、雇用主に対しては罰金、また本人も将来PNGでの就労が出来なくなるなどの罰則が科せられます。
(3)飲酒
 公共の場での飲酒は禁止されています。
(4)その他
 公共の建物内でのビートルナッツ(多くのPNG人が好む嗜好品で、石灰およびマスタードと一緒に噛むと口の中で赤く変色し覚醒作用が生じる。PNGではこれを路上等に吐き捨てる習慣がある)は禁止されています。

5 交通事情
(1)PNG国内に鉄道はなく、観光客の利用できる定期商業船舶航路も十分に整備されていないため、国内の移動は航空機か車両を利用します。ただし、道路網は国内を完全には網羅しておらず、道路の舗装率は低い状況です。このため、国内都市間の移動手段は主に航空機を利用しますが、航空便の運航は遅延・欠航が頻発しています。また、PNGの人々が利用する乗り合いバス(PMV)やタクシー等の公共交通機関は、信頼性や治安上の観点から、利用を控えてください。

(2)運転時の注意事項
 PNGの交通事情は非常に劣悪ですので、自分で運転することを避け、レンタカーを借りる際も運転手付きの車を選ぶようおすすめします。やむを得ず自分で運転する場合は、以下の注意事項をよく読み、慎重な運転を心がけてください。

ア 車両は、日本と同じ左側通行です。多くの交差点は「ラウンド・アバウト」と呼ばれる信号機のないロータリー式交差点です。日本人にはあまり馴染みのないシステムですが、英連邦諸国などで普及している方式です。進入の際には徐行または一時停止し、全て時計回りで進入・離脱します。自分から見て右側の車両に優先権があります。

イ PNGにおける犯罪手口には、路上に石や材木などの障害物を置く、人が倒れているふりをする、身体障害者や子供を通行させて車を停止させるなどして金品等を強奪するものがあります。これらに遭遇した場合は、停車せず回避するか、または素早く引き返すことが肝要です。運転中は必ず全ての窓を閉め、全ドアをロックしてください。

ウ 警察官による正規の検問においても、車両整備不良などの言いがかりをつけて金銭を要求してくる例が報告されています。反則金は反則切符と引き換えに現場で支払うか、もしくは現金を所持していなければ、反則切符を持って後日窓口で支払うことも可能です。
 こちらに非がないにもかかわらず執拗に金銭を要求してくる場合は、その警察官にIDの提示を求めるとともに近くの警察署まで同行させた上、領収書を要求するなどの対応をとることが必要です。

エ 交通事故の加害者となった場合、事故発生から24時間以内の所轄警察署への報告が義務付けられています。事故が起きた場合には車内に留まり、警察に連絡するようにし、外に出るようなことは控えてください。ホテル等の比較的安全な場所に被害者と共に車を動かせるようであれば、車内から被害者にその旨を伝えて移動し、警察に連絡してください。


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