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サモア

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● 滞在時の留意事項

1 写真撮影
 写真撮影については、特に制限されていませんが、民家(ファレ)等を無断で撮ることは住民の感情を害する可能性が高いため避けてください。特に、宗教的儀式や伝統的な長老会議を撮影する時には予め許可を得るようにしてください。

2 公共交通機関
 公共交通機関はバスですが、乗車口に扉がないため安全性に問題があること、整備が十分ではなく、また、込み合っていて乗り心地も悪いため、外国人はほとんど利用しません。実際に2019年8月にバスと自家用車の交通事故で、バスを利用していた在留邦人が衝撃で車外に身を投げ出され、頭部を強く打って日本へ緊急搬送された事案が発生しました。市内のタクシーにはメーターがなく、行き先と距離により定額料金となっていますので、乗車する前に行き先と料金を確認してから乗車することをお勧めします。

3 自動車運転
 2009年9月より、自動車は従来の右側通行から左側通行に変更されました。これに伴い、右ハンドルの中古車が大量に輸入されたため、交通渋滞が発生するようになりました。公共の交通機関が未発達なため、移動手段として私用車両を利用する人が増加しており、特に朝夕の通勤時の交通渋滞が通勤者の悩みとなっています。また、この交通渋滞の影響から、焦りや居眠り等を原因とする事故も多く見られるため、運転の際には十分な注意が必要です。
 更に警察官が交通整理をしている際、車を停止させ、違反したなどと根拠のない主張をして直接その場で罰金の支払いを要求するといった金銭を騙し取る事案も発生しています。サモアでは交通違反に対しては、違反切符を発行することになっていますので、その場で罰金を支払うことのないようにしてください。

4 地震・津波
 2009年9月、サモア近海でマグニチュード8.3の地震及び津波が発生し、ウポル島南部を中心に多数の死傷者や家屋・リゾートホテルの倒壊等かなりの被害が出ました。また、最近では2022年12月5日、サモア沖南西約180kmを震源とするマグニチュード6.9の地震が発生しています。サモアでは津波警報が発出されると、島内に設置されたサイレンが鳴動しますので、直ちに高台などに避難するなど、日頃から注意が必要です。

5 水難事故
 毎年観光客による水難事故が発生しています。2017年7月、当地に観光で訪れていた日本人が海水浴中、溺死するという水難事故が発生しました。珊瑚礁の外は潮の流れが大変速いので、ダイビングや海水浴は必ず複数人で行い、危険な場所等を地元関係者に事前に確認し、事故を防ぐ準備をすることが必要です。

6 風水害
 雨季(11月から4月)にはサイクロン(台風)等による風水害が発生しており、2012年12月のサイクロン「エヴァン」はサモアに歴史的な被害を及ぼしています。気象情報のホームページや地理的事情に詳しい地元関係者より情報を入手し、事前に安全な退避場所を確認しておくことが必要です。

7 在留届・「たびレジ」
(1)在留届
 サモアに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく在サモア日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。
在留届の届出は、在留届電子届出システム(オンライン在留届、https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送によっても行うことができますので、在サモア日本国大使館まで送付してください。
(2)たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、サモアで事件や事故、自然災害等が発生し、在サモア日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。


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