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クウェート

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● 滞在時の留意事項

1 旅行制限
 軍事施設、石油関連施設、政府関係施設などへの立入りは、関係官庁の許可が必要です。

2 写真撮影
(1)王宮、石油関連施設、通信施設、政府関連施設、各国大使館、軍事施設、空港、港湾施設とその周辺での撮影は禁止されています。過去、これらの付近で写真を撮影した日本人が当局に身柄を拘束され、フィルムを没収される事件が発生しています。撮影しようとする場所が撮影禁止であるか否かが明示されていない場合もありますが、撮影禁止場所であった場合には大きな問題となるおそれもありますので、撮影の可否は常に確認するようにしてください。

(2)他人(特に女性)を無断で撮影しようとすると、大きなトラブルとなるおそれがありますので、十分注意してください。

(3)報道関係者による取材目的の撮影は、事前に目的、対象等を明示して情報省に許可を申請する必要があり、許可が得られた場合には、撮影条件等について情報省から具体的な指示がありますので、その指示に従ってください。

3 各種取締法規
(1)飲酒
 酒類は全面的に禁止されており、密造・密売はもとより飲酒行為も違法です。また、国内への酒類の持込みも一切禁止されていますので、ご注意ください。

(2)違法薬物・銃器
 麻薬等の違法薬物や銃器の所持、持込みは厳罰が科せられます。

(3)政治活動等
 外国人による政治活動及び出版活動は、関係省庁に対し事前の許可が必要となる場合があります。

(4)体制批判等
 クウェート及びアラブ諸国の国家指導者に対する批判など、国内・国家間の関係を乱す恐れのある行為は違法です。

(5)性的接触
 結婚した夫婦間以外の性的関係も違法(姦通罪)であり、実刑を受ける者も少なくありません。

4 交通事情
(1)運転免許証
ア クウェートは日本と同一の「道路交通に関する条約(通称:ジュネーブ条約)」を締結していないため、都道府県公安委員会発行の国際運転免許証の有効性は保証されていません。
イ 近年、外国人がクウェートの運転免許証を取得することは非常に困難で、原則2年以上滞在していることが条件となっており、また収入や学歴にも制限があり、最終的にはクウェート交通局の裁量によります。在留外国人の多くは、運転手を雇用しているのが実情です。
ウ また、2015年4月からは、外国人が無免許運転を行った場合、その場で身柄を拘束され、国外退去されています。

(2)一般交通事情
 クウェートは、車は右側通行で、幹線道路は道路幅が広く比較的運転しやすい道路環境ですが、鉄道がないことから、朝夕の通勤・通学の時間帯には激しい渋滞が発生します。クウェートの交通状況は、運転マナーは悪く、スピード超過、割り込み運転が多いので、これらに起因する交通事故も多発しており、運転には注意が必要です。また、歩道や横断歩道の整備が十分でないため、道路を歩く或いは渡る際には細心の注意が必要です。
 基本的に道路標識は日本と同じ国際標識なので分かりやすく、ほとんどの案内標識は英語とアラビア語が併記されています。

(3)交通取締法規
 運転者及び助手席に座る者には、シートベルトの着用が義務付けられています。後部座席でも安全対策としてシートベルトを着用することが重要です。また、運転中の携帯電話使用は禁止されています。

5 在留届の提出
 クウェートに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡等に必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在クウェート日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をおすすめしますが、当館窓口で提出することも可能です。

6 「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、カタールで事件や事故、自然災害などが発生し、在カタール日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。


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