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モンゴル

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● 滞在時の留意事項

1 現在、外国人の旅行が禁止、または制限されている地域はほとんどありませんが、外国人の入出国が許可されている地点以外の国境に近づくことは禁止されており、これまでにも制限地域に近づいたことにより身柄を拘束された日本人旅行者がいますので注意してください。

2 軍事施設、火力発電所、駅構内や駅付近での写真撮影はテロ予防の観点から禁止されています。博物館、美術館内の展示品及び仏教寺院内の仏像撮影は禁止されている場合がありますので、それぞれの場所で確認が必要です。ゲル集落の中や市場、駅構内等の雑踏の中での写真撮影は、居合わせた住民や通行人の感情を害さないよう配慮することが大切です。

3 麻薬等違法薬物犯罪に関する取り締まりが強化されています。罰則等も非常に厳しく、外国人にも重刑が科されます。「旅行者だから少しぐらい・・・」といった甘い考えは絶対に通用しません。ナイトクラブや繁華街の路地裏など薬物犯罪の温床となっている可能性がある場所には近付かない、不審なもの(タバコ、高級茶葉と称される例が多い)を購入しない、見知らぬ人物から物品の購入や運搬を依頼されても決して応じないことが必要です。預かった荷物の中に麻薬類が入っていたため、身柄を拘束されるという例も報告されていますので、出入国の際、見知らぬ人物または知り合ったばかりの人物から荷物の運搬を依頼された場合は、毅然と断りましょう。また、知らない間に手荷物に薬物等を入れられてしまうこともあるので、空港等においては手荷物から目を離さず管理を徹底してください。

4 外国人による政治活動は、デモ参加、署名集め、印刷物配布を含めて一切禁止されており、違反した場合には罰金が科されます。無用のトラブルに巻き込まれないためにも、集会やデモ等が行われている場所に近づいたり、写真を撮影したりする等の行為は控えるようにしてください。

5 原則として、外国人にはパスポートまたは身分証明書の常時携帯が法律で義務付けられています。違反した場合には罰金が科されます。

6 売買春行為、ポルノ等のビデオ(DVD等を含む)・写真・雑誌等の売買は法律で禁止されています。

7 催涙スプレー、スタンガン、特殊警棒、メリケンサック(拳にはめて打撃力を強化するための武器)等の護身用具を所持することは法律で禁止されており、違反した場合は没収された上、身柄を拘束されることがあります。

8 現在、モンゴルには公営カジノはありません(賭博行為は禁止されています。)。

9 飲酒法によれば、深夜(午前0時以降)に屋外で警察官による職務質問で酩酊状態と判断された場合、酩酊者用留置場に勾留されることになっており、外国人にも適用されます(本人の滞在先が判明すれば滞在先に帰されることもあります。)。また、飲酒運転が発覚すれば逮捕・拘留されることもあります。モンゴルでは、早朝から酩酊者がみられるなど、過度の飲酒が社会問題化しており、冬季には酩酊による凍死者が少なくありません。
 モンゴルにおいて一般的に「アルヒ」と呼ばれているウォッカは、アルコール度数が30〜50度と高いほか、粗悪な製品も出回っていますので注意が必要です。

10 狩猟や釣りをする場合は、自然環境・観光省から許可を得ておく必要があります(狩猟期間等具体的な規則についても確認が必要です。)。
国境近辺に旅行される際には、あらかじめ国境警備庁の許可を取得する必要があり、この許可なく国境近辺に近づいた場合、国境警備隊から身柄を拘束されることがあります。
 外国人が草原でキャンプをすることは特に制限されていませんが、安全上の理由から、旅行者向けキャンプ場等の利用をお勧めします。
なお、乗馬体験などで、落馬して頭部や胴体を強打し重傷を負う事故が発生していますので、乗馬をする場合は、ヘルメットのほか、胴体部を保護するプロテクターを着用してください(モンゴル人は乗馬でヘルメットを被る習慣がないため、乗馬施設であってもヘルメット等が準備されていないことがあります。乗馬を予定される場合には、事前にヘルメット等が準備されているか確認することが必要です。)。

11 モンゴルに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在モンゴル日本国大使館に「在留届」(原則としてオンライン在留届(ORRnet)(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通じて)を提出してください。なお、日本から転居する場合には、住所が決まっていなくても、日本出発の3か月前からオンライン提出が可能です。 この他、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届出ください。

12 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外の在留地から第三国への短期渡航書も含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、モンゴルで事件や事故、自然災害等が発生した際に、在モンゴル日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。


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